私の還暦過去帳(103)
インドに到着して飛行場での入国審査を待っていた時です、
近くのトイレに行きました。かなりくたびれた施設で、でも綺麗
に掃除はされていました。しかし私の目的とする場所は日本人
の胴長短足のサイズでは、かなり高い位置に有りまして、少し
驚きました。アメリカでは子供サイズが有りまして、余り苦労は
ないのですがインドでは全部大人用ばかり、誰が設計したかは
知りませんが、不公平です。しかしインドであちこちと利用して
近代的な近年に建てられたビルやホテルは全部私がアメリカで
お目に掛かるタイプのトイレです、終ると自動で水が出て来て、
洗浄しています、アメリカや日本と何の違和感も有りませんでした。
しかし、田舎に行くとドライブ.インのレストランはかなり旧式な
設備でしたが男女別、2名もトイレ係がいまして、終って手を洗
うと、直ぐにペーパータオルを出してくれました。5ルピーぐらい
のチップをあげていましたが、何か長閑な感じがして手洗いの水
が流れる近くに、季節のお花が綺麗に咲いていたのに感心しました。
私が旅行して歩いた場所では、どこも綺麗なトイレが
有り、困る事は有りませんでしたが、わが息子、次男のアパート
ではトイレに入ると紙が有りません、ギョ~!として聞くと、トイ
レの便座の横に小さなパイプが来て、終ると水で洗う様になって
いました。次男が言うには、『紙資源がもったいないーー、流せば
下水パイプが詰まるーー、この方が慣れると気持ちがいいーー』
と言って用が済んで、横の蛇口をひねるとシャーと水が出て来て、
日本の今ではどこの家庭も有る、温風まで出てくる様な高価な
物では有りません、単にお水が出るだけです、『フムフムーー!』
お鼻の先で聞いていました。いざ実行すると、冷たい水が心地よく
後はタオルでふいていました。ワイフは終って意気良いよく水を出し
て『びしゃーー!』とおつりを貰って、濡れてしまい、ぶつくさ言
っていました。ジャイプルの町で泊まったホテルはかなり高い建物
で、下を朝早く見ていたら、近所の工事現場の草原で、幾人かの人
がしゃがんでいます、『ハハーン~!』とピンと感じましたので
参考の為に見ていましたら、やはりそう~で、朝の用たしでした。
インドの田舎の工事現場では、日本やアメリカの様に簡易トイレが
設置されていなくて草原での用たしとなっていたと感じます、でも
朝早くホテルの窓から見下ろしていたなんぞーー、チョイと笑いが
こみ上げて来ました。何せインドは人口が多いと感じます、デリー
市内で次男も話していたのですが、公衆トイレが少なくて、歩道の
人目が少ない所は注意してと教えてくれました。やはりそのとうり
でした。それと沢山ブラブラ歩いている、お牛様が排泄される物で、
グチャーとやりかねないので、いくら神聖な牛でも用心していました。
やはりインドです、絶対に東京では体験することが出来ない事です。
次回はデリーの清掃とゴミに付いて書きます。