2011年11月11日金曜日

私の還暦過去帳(88)

インドはヒマラヤの麓から、インド洋やアラビヤ海など、地域により
気候的、土壌的な変化の激しい所です。アラビヤ海に面した ムンバイ
(Mumbai)昔のボンベイが商業都市として賑やか で、それか
らコルカタ(Kolkata)日本式でカルカッタ、はベンガル

地方の言語でベンガル語を話す様です、北のネパール地方か
ら来た北部インド人はまったく日本人に似ていて、デリーで会っ
た女性はご本人が笑いながら『私は日本人と韓国人に良く間
違われるーー!』と言っていました。色の浅黒いインド人からした

ら、どこと無く日本人の肌の色です、同じインドでもかなりの人種
の差が有る様に、食べ物も所によってはお米を主食として、北部
では小麦からのパンに似た、ナンと言う小麦粉から作った物を主食
としていました。カレーを御飯に載せて手で混ぜ合わせて食べる

食事の仕方や、ナンをちぎってカレーに浸して食べるやり方も有り
ます。次男がオールド.デリーに連れて行ってくれましたが、近く
の大きなモスクの寺院の前から、迷路の様な200年も昔しから
の道路と、昔の建物が点在する場所を案内してくれたのですが、

少し緊張して歩いていました。その帰りにランチを四代も前から宮廷
料理を今に伝えるレストランに案内してくれました。モスクの寺院
に近い所でしたが、ナショナル.ジオグラフィックの雑誌や、ニュ
ヨーク タイムズでも紹介された店で、そこのナンが柔らかく、ふん
わりしていて

インド滞在中に初めて食べた経験でした。ヨーグルトを混ぜて少し
醗酵させて焼いていると聞きました。チキンをヨーグルトに浸してタ
レと焼いたバベキューは、中々の味でした。王様が食べた食事だそう
で、付け合わせに出ていた赤玉ねぎのスライスがピッタリでした。

食事の後、歩いて待たせていた車に戻るとき、沢山の商店が満載
した商品を前に、活気有る呼び声が飛び交い、バタバタとオート力車
が人を縫う様に走り、生きたニワトリが籠の中で暴れて声高く鳴き、
羊の頭だけが積み上げられ、側でぐつぐつと煮えたぎってその匂いと、

物乞いがさし出す手を払いのけて、後ろから車の警笛に驚かされて、
力車引きがヨタヨタとペダルを漕いで、安くするから乗ってくれと
叫び、 まさにこれが本物のインドだーー!と言う実感を味わいま
した。
見上げると200年も昔からの建物に、絡まる様に電話線などあらゆ
ケーブルや電線などが。クモの糸の様にまつわり付いている様は壮観
でした。
 次回も食について書きます。

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