2011年11月4日金曜日

私の還暦過去帳(84)

インドでの農村地帯を車で走って見ると、牛の糞を丸く固めて
乾してあるのを沢山目にする事が出来ました。
乾燥した牛糞はかなりのカロリーを出して1個の牛糞で小家族
の一回の炊飯をする事がが出来ると話してくれました。

それから沢山束ねてある枯れた物は、なたねの成熟して種を
取った茎を集めて、束ねてあつた物でした。家の脇に積み重ねて
有り、これも燃料にすると話していました。時々小さな町を車で
通過する時に、10kgのLPガスのタンクを配達する様に車に

載せているのを目にしました。農村と小都市では燃料も格差が
あると感じましたが、LPガスと兼用して石油コンロも普通広く
利用されていると聞きました。私が感じた事で余り植林された
場所を目にする事がなかった様に感じました。

アルゼンチンや、ブラジルなどは植林された場所を沢山目にす
ることが有りますが、インドでは小さなユーカリの林があつたの
を目にしました。田舎の国道沿いに植えて有る並木が、どこも
下枝が綺麗に切られていました。一度車から見たのは長い

竹の先にカマの刃を付けた道具で木の枝を切りとって、燃料と
して束ねていました。農家の主婦と言う感じの人が頭に束を乗せ
て歩いています、現実に目にして、インドと言う国がまだ木の枝
一本でも利用して燃料とする精神には頭が下がりました。

私も50年前田舎の近所に茂っていた土手の竹を切り取り風呂
の燃料とした覚えが有ります、根も掘り取り、乾燥すると良く油
が有って燃えたのを覚えています、まだ子供でしたが父親の仕事
を手伝った頃を思い出して、懐かしく見ていました。

インドの現状を見ていて、今昔が混同して居ますが、昨年一年間
で世界で新設された風力発電は大型原発7基分に匹敵する伸
びでしたが日本では、スペイン、ドイツなどが約200万キロワ
ットも増えたのに対して、その10分の1足らずの19万キロ
ワットで、インドや アメリカ、中国からも遅れを取っています、

全発電総数からして ドイツの20分の1と日本の地球温暖化の
対策が貧弱である事が世界に暴露されています、その事は政治
の政策が不充分である事を熱源からしての資源がない国で、あ
ぜんとさせられる事実ではないかと思います。せめてインドよ
りは風力発電を多く設置するくらい、日本でも出来ると感じます。

次回はインド庶民の懐のぐわいを書きます。

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