2011年11月28日月曜日

私の還暦過去帳(102)

デリーの首都から270km南西に行った所の、ジャイプルの町に行
きました。 『プル』とは城壁に囲まれた町の意味です。ですから
インドでも他に同じ名前 が有ります、ジャイプルは7つの門に囲ま
れた旧市街が有ります、そこは砂漠 の入り口の乾燥地帯で、空気が
乾いていました。

そこから11kmの、アンベール城に見学に行きました。前から聞い
ていたのです が、 象のタクシーがあるとの事、一度乗ってみたいと
思っていました。象は触った事は 有りますが、乗象した事は有りま
せん、ガイドさんに『象さんに乗った事は有りま すか?』と聞かれ
て、ワクワクしていました。

城の下に到着して、直ぐに『プーン~!』と家畜のおしっこの匂いが
しました。 どでかいウンチも『ぼたり~!』とこんもりと盛り上が
り、道に落ちています。 ガイドにせかされて、並んでいましたが、
30分も乗象するとの事、道路を隔てた 有料トイレに駆け込みまし
たが、ワイフと二人で10ルピーとの事、何と~!

床に丸い穴がぽっかり開いたトイレでした。ドアは有りましたが、
多分ワイフは 飛び上がって驚いていると想像していました。男はか
まいませんが多分ワイフは コンクリートの床にポッカリと開いた穴
めがけては、難しいと想像していましたが、 案の定ーー!出てくる
なり目を丸くしてご報告でした。『ご苦労さまーー!』

どこから象乗するかと言うと、かなり高い塀の上からでした。四名乗
れますーー!、 御者は首の所に乗って上手く象を操り、出発しまし
た。次男も同行して旅に来ていましたので、丁度良い人数でした。
ガイドが一緒に乗りまして、説明してくれましたが、私は前に乗り、
前方を見ていました。坂をゆったりと登って行きます、

象もこれまで何度も朝から登り降りしている様で、しきりと鼻から
水滴を流していました。
ガイドさんがいわく、少し暑いからだとーー!、象を観察していると、
坂道の石畳の所どころにいる、物売りを見ている様でした。
小さなお目がキラリと光った感じを受けました。若い男が手に何か
持って『これ買ってー!』と差し出した瞬間~!『パー ン』

と象の耳は大きく動き、『お見事ーー!』吹き飛ばしてしまいました。
通行人や、女性の物売りは何もしませんが、だいぶ登った所に居た、
若い男がまた何か差し出そうとすると、驚く無かれーー!象は身体
をその男の方にちかずけて、こすらんばかりに胴を寄せました。
男は坂道の石壁に『ぺたり』とへばり付き、商売どころでは無く、
青い顔をしていました。

御者は慌てて象を動かしましたが、1トン以上も有る、象からこす
られたら、『はいーーそれまで~!』となると感じました。
ハハーン~!象さん退屈にイタズラしていると感じ、前を歩いてい
る象と連携して歩調 も同じ感じで、『ちんたら~!ちんたら~!』
と言う感じがしました。

小さなお目ですが、あれでも中々鋭い感じです、30分ぐらい象に
乗った時間ですが、 城内に入り昔、王様が象に乗降した場所で降り
ました。片側の2名を降ろすと、くるりと廻り、反対側の2名を降ろ
す動作は慣れたもので、『やれやれ~!一丁上がりーー!』
と言う感じがしました。象のタクシー乗車賃は、ガイドが話してくれ
ましたが、お一人様、 50ルピーとの事、アンベール城の見学は
親子3人で歩き、ガイドさんが無駄なく説明してくれ、楽しいひと
時でした。
次回はインドのトイレ話しを書きます。

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