2011年11月24日木曜日

私の還暦過去帳(98)

インドは面白い国です、都会は現代社会が溢れて、田舎では
私が子供の頃の50年以上の前の景色と、思い出が一致しました。
デリーの首都の国際飛行場に到着して、一番初めの遭遇は両替
でした。税関を出て直ぐに左側に有った店に行きました。

とりあえずは少し両替していないと困りますので、交換する事にし
て店に寄りました。ワイフは先に出迎えの人を探しに行きました。
次男が両替は自分の知った所でするからと、余り交換しない様に
話していましたので、とりあえず50ドルばかり頼む事にして、
両替を始めました。

次男の注意も有りましたので、少し用心していました。
案の定ー!両替と言っても2%も取り、そしてインドでは破れたお札
は使えないので、100ルピーの中に2枚も2センチぐらい穴が開い
たお札を混ぜていましたので早速に文句を付け、『交換しろ~!』

と怒鳴りました。マーー!英語でしたので『ドスーー!』も効いて、
直ぐに交換してくれると思っていたのですが相手は、『両替はお前
とは止めたー』と来ました。『ソーーかい!』で終り、お札を投げ
返して、ドルを取り返しました。

『ぎろり~!』と睨み、振り向くと、後ろに若い日本人の学生風が
2名も青い顔をして、見ていました。『ここはインドだから、注意
しな~!』 と言い残して、スタスタと別れましたが、そこからは私
が毒気を抜かれた、 帰りの飛行機に乗るまで、インド交通戦争に投
げ出されました。

今までに経験した一番の凄さです、デリーの首都はその当時、地下鉄
が有りませんので、バスとタクシー、オート力車が一般市民が乗る
バイクやスクーターなど ゴチャー混ぜの交通規則など、どこえやら
警笛鳴らし放題、割り込みOK, 2車線に並んで3台走るなど、仰天
の別世界ーー!、アルゼンチンの首都 ブエノスなどはインドから見た
ら、紳士の国の運転と感じます。

混雑絶頂の時間帯に、物乞いが走行車線でお仕事中ーー!『あー!』
これどうなっているのーー、と言いたくなる光景、信号で停車
すると、一斉に 両側から、窓を『コンコンーー』短い停車時間
新聞売り、雑誌売り、菓子売り、合わせて、物乞い達もこれ負けず

に、窓が開いていたら、『スーッ』と手が差しこまれ、『チョイとー
ーだんな!』と来ます。インド到着8時間ぐらい前に、成田の 綺麗
な高速道路、ピカピカの高級車や、リムジンバスの豪華さーー!、
飛行場近くのホテルから成田出発ターミナルまでの、人気の無い
歩道、綺麗な街路樹。 しかし現実のインドは街灯も無い暗い道、

両側の道に立ち並ぶ屋台。けたたま しい警笛の交差。トラック轟音
と、ジーゼルの排気ガスの匂い、舞い上がる埃。 その中を結構遅い
時間にぞろぞろと歩道を歩く人、これは迎えのガイド兼通訳が 教え
てくれましたが、飛行場の裏側近く、何と~!モスラムの人達、
専用ゲートだそうで、ここからメッカ巡礼の旅に飛行機で出掛ける
所と教えてくれました。

いやはや、雑多でめちゃめちゃーーな交通マナー。バスの老巧化した
車が、警笛を鳴らして、ダンプカーみたいにツ込んで来たのには、
驚きの一言~!鈴なりの乗客を乗せてですよーー!インドに着いた
とたんに心臓が『ギュー』との感じで、 血圧が上がるのが自分でも
感じました。やれやれーー!と思って観念しました。

次回もインド交通事情を書きます。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム