2019年7月17日水曜日

私の還暦過去帳(606)

光陰矢の如し・・
月日の過ぎ去る事は、光陰矢の如しと言われ、この歳
になり幾多の過去の思い出を手繰りてみると、過去は
忘却の彼方に去り行けど、思い出として脳裏に蘇る過
去の出来事は鮮明で、今あった出来事の様に思い出さ
れて来ます。

今年も8月2日の人生の門出の横浜港からの、55年
昔の移民船の出港の光景が思い出されます。
同期の学友の多くは今では亡くなり、過去の1ページ
に消えて、ただ同船の同期の学友達を今では思い出
されます。

今ではパラグワイやアルゼンチンに住んで、そこの永
住権まで得てまた日本に帰り再度、家族を連れてアメ
リカのカリフォルニア州に移住して、家を構え定住し
て、子育ても終わり、最終の住みかとなる家に引っ越
し中ですが、その家もアメリカに移住して来て、最初
に購入した家で、懐かしい3人の子供達を育てた所で
す。
小高い丘の頂上にあるその家は、最初はこの市の40
%の市街が見渡せられたのですが、今では年月を経て、
木々の成長で、視界が遮られて、今では10%ほどし
か眺める事しかできません。
これも自然の流れと感じます。
今日も裏庭に少しばかりの家庭菜園を作っているので、
その手入れをしていたのですが、雑草のタンポポの花
が咲いているのを見ると、草花の寿命は『年々再々花
同じけり、再々年々人同じからず。
歳を取りワイフと子供達と住んだ大きな家を去り、ま
たこの家に戻り今度は最終の住みかとして二人で住み
始めると、心に感じる事は深い安心した、安堵の気持
ちが心に沸いて来ます。
これからの残り少なった時間をワイフと心豊かにこの
家で過ごしたいと考えて居ます。