2014年5月13日火曜日

私の還暦過去帳(519)


越南米粉麺加州桑港湾東沿岸地帯美食探求味見録(7) ‏

昔ですが、旧暦の正月に福岡県人会の新年会に出掛けて行きました。
私は戦前の台湾生まれですが、父の本籍が福岡ですから、県人会
に参加しています。

毎年参加人員が少なくなり、今年は25名ぐらいでしたので寂しい感じ
でしたが、会場のレストランがオークランドのチャイナ・タウンでしたので、
今日は混雑が最高の時で、近所にある仏教会駐車場から、そこから
歩いて中華レストランに行きました。

かなりの距離ですが賑やかな中華街を歩きますので、旧正月の真中を
歩く感じです、どこも豚の丸焼きや北京ダックやチキンのローストなどを
山と積んで販売しています。ベトナム人達も同じ旧正月を祝う様で、
特にオークランドのチャイナ・タウンでは広東系のベトナム人が沢山に来
ていた様でした。

勿論にベトナム人達も多く見かけました。沢山買物を持ち、声高く話し
ながら肩を連ねて『 越南米粉麺』の看板の店にランチタイムで入ってい
ました。中は普段着の大勢の買物途中の人達が、麺を食べていました。

どこから来たのか大勢の東洋人がゾロゾロと歩いています、また白人と
結婚した東洋人が家族で店を覗きながら歩いていて、見るとかなりの歳
から推察すると、ベトナム戦争で出征して現地で結婚したベトナム人と
感じるカップルが、ひっそりとテーブルに向き合って、けん騒の街中から遊離

したかの様に、無心の食事の空間を二人で作り出している感じがしました。
少し開いている食堂のドアから中が見えます、太平洋を隔てたベトナムから
移民して来て、カリフォルニアのこのチャイナ・タウンで『越南米粉麺』の鉢を

囲む東洋人と西洋人のカップルの姿が、現在の麺の姿ではないかと感じ
ます。福岡県人会でハーモニカの伴奏で歌う新年の歌『歳の初め』を歌う
老齢の姿を見て、中で一番若いのが私であると言われて、皆はいったい

どのくらい歳かとふと感じたしだいで、同じテーブルに座っていた知合いの女
性が驚くなかれ、90歳でまだ車を運転して、今日の新年会に来ていたとは、
県知事からの表彰状を貰う姿を見て驚きと、その若さに驚嘆しました。

いまだに戦前、アメリカに来る時に同船だった88歳の女性を誘って来る姿
は、到底は日本では見られないと感じました。今でも一年に何回もネバダ州
のリノの賭博場にカードをしに行くとは『おそれ入りましたと~!』平伏しました。

運転はして行かないがバスで出掛けるそうです。
そして、還暦などとはまだ赤子だとのことでした。
それにも恐れ入りまして、ダンスに誘うと冗談で話していました。
彼女は『ボケ無し!、耳完全に聞こえ!カードをプレイして稼ぐそうで、目も
完全で支障無し!、車を運転してチャイナ・タウンのベトナムうどんも食べに
来るそうで、   『これ・・・アー!と絶句!』

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