2013年10月7日月曜日

私の還暦過去帳(431)

ヘソから下の話し・・、

だいぶ前でしたが、5月16日の朝でした。
テレビが報道するカリフォルニア州のアーノルド・シュワルツェネッガー前
知事、(63)に隠し子がいた騒動が公然と報道されていました。

前知事と関係して子供を生んだ女性の顔写真もデカデカと掲載されて、
前知事が生ませた子供の年齢や関連する情報も出ていました。

テレビでは早速この件の話題でコメントが出されていました。それは皮肉
に満ちたコメントで、私も聞いていたのですが、『前知事はパンツの脱ぎ方
が早すぎる・・』と皮肉っていました。

こうなっては報道合戦の様子で、何処かのテレビ会社が隠し子の顔写真
を生で出せば、それに対抗するように隠し子の出生証明書を暴露するし、
それによれば1997年10月に誕生した男児は現在13歳で、証明書が
本物だった場合、この隠し子は前知事の妻マリア・シュライバーさんが、
第4子のクリストファー君を出産した1週間後に誕生していたことになる。

これに奥さんのマリアさんも取材に重い口を開いた。

「本当に辛い、心が張り裂けそうな日々を過ごしています。母親としてとに
かく気になるのは、子供たちのこと、どうか私たちのプライバシーに対する
配慮をお願いします。
今、私は自分の人生を立て直し、心の傷が癒えるよう努めております。
これ以上は何も申し上げられません。」これにはまったく私も驚きました。
マリアさんの心情はいかほどかと感じます。

昔は政治家でもヘソから下はプライベートで政治と関係ない・・!とかで、
田中角栄元総理などは、愛人2名に各子供も生ませ、総理在任中は騒が
れる事もなく、『ヘソから下の事は別もの・・』とかで済んでいました。

岸元総理も永年連れ添った愛人だった芸者さんの葬儀には遺影を抱い
て先頭を歩いたと言う話も残っています。
でも現在の情勢ではとてもヘソから下は別問題とかは言えないと思い
ます。
特に前知事が10年間も家族と世間に隠していた事は、もっと驚きを持っ
て話されています。
13歳から21歳まで、4人の子どもに恵まれた夫妻ですが、しかしシュワ
はこの度「LAタイムズ紙」に20年もの間シュワ・ファミリーの下で家政婦
として働き、今年1月に辞めていた女性と彼は関係を持ち隠し子が居た
ことを奥さんのマリアや、家族の承諾を得ず、自ら勝手にLAタイムズ紙
に「隠し子がいる」と暴露した事と、知事在任中は知事の職を失う事を考
えて秘密にしていた事などが災いして、すっかり名声も地に落ちてしま
ったようです。

それにしても地位も資産も、名誉もある人物がやらかした事は、はて・・!
と頭をひねります。

人は若い時にはヘソから下の事に関して、大なり小なりに何か物語を作
り、残した方が沢山居ると思いますが、そこはそれ・・、若気の至りとかで、
一件落着する事も多いのですが、隠し子とかまで行くのは中々難かしく、
かつ困難です。

それはかなりの資産などがあれば、隠しても食べさせて行けるものです
が、ピーピー!の無い袖も振れない若い男ではこれは話にもなりません。

しかし、昔にアルゼンチンで見た事例はこれはまた反対の事で、ギョッと
する様な婆ちゃんが、日本人の若い男性を男めかけにして、最後は結婚
までしたとか・・、聞いた事がありますが、その年寄りの女性を知る日本
人からの話では、いつも貧相に鼻水をすすりながら、もごもごと話す婆ち
ゃんだった様ですが、それを承知で一緒になった若い日本人は彼女の
資産が目当てだったようですが、それだけでは無かったと感じます。

ヘソから下の事例は『事実は小説より奇なり・・・?』とか、実際の話を聞
くと、私の様な野次馬もへー!と驚く事が一杯です。
と言う私も若い時は、そこはそれ・・、なんとか言われても仕方がない様
な事もありました。
でも隠し子などはとても無理な相談ですが、しかし、一度だけブラジルの
リオデジャネイロの町でこんな事が有りました。
それはホテル近くのバーで飲んでいた時でした。仲良くなった若い混血
の子が『私は白人の子も、黒人の子も産みたくは無い、私が欲しいのは
目が釣りあがった東洋人との混血が欲しい・・』と迫られました。

私はどきーん!として、飛び上がりましたが、心の奥深くで・・、
天使の声と、悪魔のささやきが聞こえました・

悪魔、『ホレ・・!据え膳食わぬは男の恥・・!』
天使、『貴方には良心と恥の心があるでしょう・・』
悪魔、『見てみろ・・、あのくびれた腰と胸の盛り上がり・・』
天使、『貴方は若い・・一瞬の快楽で一生後悔の日を送るのか?』
悪魔、『馬鹿は損をするぞ・・、あのピチピチの姿態・・』

その時、私の心が悪魔と天使の狭間で揺れていた時に、側に靴磨きの
少年が来て、サンバのリズムで靴を磨かせてくれと来ました。
横のテーブルには可愛い女の子がバラの花を売りに来ていました。
靴磨きの少年にせがまれて靴を磨かせたら、まさにサンバのリズムで
靴を磨いてしまいました。
聞くと近くのリオの貧民街に住んでいると話していましたが、父親など
見たこともないと話していました。
私の心の中で天使のささやきが勝ちました。

子供達の姿を見ていると、ふと誘惑の声に引かれる自分にブレーキが
掛かった感じでした。
生まれて初めてで、最後でしたが、私の子種を欲しがる女性などに巡
り会い、誘惑された様な事は、今では笑いがこみ上げて来ますが、人
にはヘソから下の思い出は人生樹の年輪の一つの模様として何処か
に刻まれていると感じます。

ちなみに私の場合は結婚前に、独身時代のヘソの下全てをワイフの前
で告白して、膝を折り許しを請いました。
答えは・・、『悔しいー!』と言う一言で、ボカ!と殴られましたが、許し
てくれました。
おかげで今まで夫婦仲良く、そろそろ結婚して45年近くもなります。

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