2013年9月23日月曜日

私の還暦過去帳(426)


母の長生きのもと・・、

私もこの歳になると、時々物忘れを致しますので、必要な事は大抵メモを
残しています。今では便利な携帯やパソコンがありますので、記憶に関し
てはまだまだ大丈夫です。

最近の新聞記事を読んでいて、

『高齢者が1日40分間で週3日、普段より速足で歩く有酸素運動を続け
ると、脳で学習や記憶を担う海馬(かいば)の萎縮を防ぐ効果があったと、
米イリノイ大などの研究チームが1日、米科学アカデミー紀要電子版に
発表した。
高齢者60人に1年間運動してもらった成果で、海馬の体積は約2%増
えた。高齢者の海馬体積は認知症でなくても年1~2%減少する。この
ため有酸素運動を習慣付ければ、長期的に萎縮の進行を遅らせ、認知
症のリスクを下げる効果が期待される。海馬の体積が増えたのは、脳神
経細胞が増殖したか、情報伝達に必要な同細胞の樹状突起が増えたと
考えられるという。』

これは読んでいて、これは・・!と感じました。

それは毎日歩いているからです、朝食前に3千5百歩は歩きますので、
夕方までに平均1万5千は平均歩いている計算です、昔から足が弱くな
れば頭もボケる・・と言う事は昔から聞きましたが、実際にそれをデーター
分析した数課で言えば的確な答えと感じます。 

私の母が良いサンプルと感じます。母は85歳まで自転車で買い物に出
ていました。それも結構遠くのスーパーまで自転車で出かけていたよう
です。それを私の姉が近所に住んでいるので、危ないからと言う事で、
取り上げてしまいました。

それからは何処に行くのもテクテクと歩いて出かけていたようです。それ
も買い物カゴを持って歩いて行くのですから、かなりの運動量と思います。

母が元気で一人暮らししていた時は、時々日本に帰郷して年末などに訪
ねていました。母と買い物に夕方出かけると、結構早足で歩くので中々
足調を揃えて歩くのが大変でした。
老人ホームに入所した頃は、皆と散歩に出てもスタスタと先を歩いて、
迷い子にならないかと職員を心配させていました。

今でこそ老人ホームに居ますが、元気で一人暮らしの時は、自分の食
べる野菜は全部裏庭の野菜畑で有機栽培で育てていましたので、その
仕事量も大した物だったと思います。
出来たての収穫物を親戚、知人まで宅配便で送るのが楽しみでした。

母も近所の周りの話し友達や、お茶飲み仲間が段々と減って来ると、寂
しいと言う様になり、大の話し好きの母ですから、老人ホームに昼間だ
けのデイケアにバスで行く様になり、ランチも食べて入浴して、お話して、
楽しい時間を過ごす様になり、それが週に2日ばかり泊まる様になり、
それが進んで入居になった様です。

今年で母も98歳になりますが、まだまだ元気で背中も曲がっていませ
んので、去年の暮れの餅つきにも参加して、餅をついたと写真を送って
来ました。

歩くと言う基本動作は長生きの秘訣と感じますが、少し軽いアルツハイ
マーの症状が出て来て、記憶が少なくなりましたが、今では『そうだった
か・・忘れたー!』と言って笑っています。
電話をするといつも、『元気で楽しく暮しているよ・・!』と言ってくれます。

元気でホームで過ごしている母が居ることは私にも励みになります。

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