2013年9月5日木曜日

私の還暦過去帳(419)

 私の悲しい日、

今朝は起きてインターネットのメールと新聞を見て、一瞬呆然とした。
これまでの日本人としての精神的支えが崩壊したような感じを受けて涙
ぐんだ。

それは尖閣諸島で中国漁船の領海侵犯で巡視船に体当たりした漁船の
船長を起訴猶予で無条件釈放したという報道を見たからでした。

その釈放は、単に地方検察局の判断でなされたという事です。
日本の総理や外務大臣も国連総会に出席して不在の間に行われた行
為です。
その前は、『日本国の法に照らして厳正に対処する』と言う声明が出され
ていたからでした。

私の心の精神的支えは祖国の繁栄と日本人の大和魂です。今までの
大和魂の数々が、祖国を思い、祖国を憂い、救国の為に命を惜しまず
活躍して、ある人は勉学に心身を打ち込み、祖国日本の繁栄の為に命

を削るように努力され、世界に日本と言う存在を知らしめた人達や、
祖国日本の為に戦いに殉じて亡くなられた英霊達の思いなど、全て忘
れて、ただ金銭的、経済的な為に、中国の恫喝に屈したという事しか考
えられませんでした。

すでにアメリカにも38年間在住して、その間に第二次大戦で日本と戦
ったアメリカ海兵隊員や陸軍兵士達と膝を交えて話す機会があった時に、
海兵隊員で硫黄島攻略の最前線の、第1波の上陸部隊に参加した人

でしたが、擂鉢山の麓に強行上陸したその凄まじい情景を語ってくれた
時に、日本人兵士達がこの島を失えば日本本土爆撃が可能に成ると
いう事を知っていた様に感じると語っていました。

僅か数メートルの硫黄島の海岸の土地を占領するだけで、アメリカ兵の
屍が並んだと話して居ましたが、その人も海岸で鉄兜に銃弾が命中し
たが、幸いに貫通しなくて、気絶して、後で再度攻撃に参加して、海岸

線から100mばかり中に入った所で、腹部を撃ち抜かれて瀕死の重傷
で助かって帰還したと話していましたが、日本の領土を守る日本兵の
精神的な強さも思い知らされたと話していました。

水も満足に無い、援軍の救援も無い、草木も無い、地下は熱い火山性
地熱のその硫黄島でジッと耐え忍んで、アメリカ軍を迎え撃った兵士達
に深く敬意を表していました。

アメリカ陸軍の兵士が沖縄で日本兵士が降伏を拒否したので、入り口
に食料とタバコを置いて降伏を誘っていたが、一人の日本兵が入り口
まで出て来て、タバコを1本とって火をつけて一服すると、胸に隠した
ダイナマイトの束にも火をつけて、米兵の目の前で自爆してしまったと
語っていました。

その凄まじい光景を目にして、これからの日本本土上陸作戦を恐怖に
感じていたと語っていましたが、降伏を潔しとしない精神を見て、日本
は直ぐに立ち直り世界に羽ばたく国になると確信していたと語っていま
したが、そのアメリカ軍兵士達も全て亡くなり、今ある日本の世代は、

戦場でもない平和時に簡単に中国の恫喝に屈服して、日本側には海
保巡視船に中国漁船が体当たりしてくるビデオもあるのに、GPSのレコ
ードも記録されているのに、これを国連など国際舞台で公開するという
手もあったはずと思います。

昔、ソ連空軍戦闘機が大韓航空機を撃墜したとき、後藤田正晴官房
長官は自衛隊レーダーサイトが傍受したソ連機と地上基地との交信
記録を国連で公開することに踏み切った。

自衛隊は傍受技術の水準が判明してしまうと抵抗したが、それを押し
切っての公開措置だったが、カミソリ後藤田と言われていた人物だか
らこそ、当時の共産主義大国のロシアを相手に対等に接した感じられ、
これによって、ソ連側がアメリカの偵察機と誤って撃墜したことが世界
中に明白に伝わった。

日本外交の勝利でしたが、それから見ると、今回の措置は完全な外
交敗北で完敗であったと感じられ、 中国政府は乾杯を上げて地に落
ちた日本政府の威信を笑っていると思います。

68年以上も前にアメリカ軍兵士達を脅威に感じさせていた大和魂は
すでに過去の歴史に消えて、今日の韓国の二ユースも、沖縄・尖閣
諸島沖の中国漁船衝突事件で、中国人船長の釈放が決まったこと
について、韓国メディアは24日、「日本の降伏宣言」などと報じ、日本
が中国の圧力に屈したと伝えた。

聯合ニュースは見出しで日本が「白旗」を上げたことを強調し、日中
の対立は「日本の降伏宣言」で幕を下ろしたと伝えた。

テレビYTNも「菅首相は外交を試されて白旗投降する姿を見せ、深
い傷を負った」と報じた。

公共放送KBSは、国内法にのっとって粛々と対応するとしていた日本
側が「立場を180度変えて中国の要求をそのまま受け入れた。中国
の強い圧迫のためだ」と指摘した。

隣国の韓国さえ日本人の屈辱的な外交完敗の有様を報じているの
を見て、現政権の政権幹部達が日本人としての魂を忘れた存在を憂
い、悲しく思います。

中国人船長の釈放決定について東京都の石原慎太郎知事は定例
会見で「政府は非常に間違った判断をした。(釈放の)論拠はわが国
の利益だろうが、利益とは金目の問題。それ以上に国家として、民族
にとって大事なものがある」と述べ、「日本はこのまま沈む」と嘆いて
みせたが、これは本当の事と感じます。

私も日本人の誇りまで捨てる事は、国家と民族の一番大事なものを
金に代えてしまうと感じます。

中国は船長を凱旋将軍と迎えるだろうし、すでにその様に待遇してい
る、それでなくとも、尖閣諸島を中国領と認めたから釈放したのだと
内外に宣伝するだろうとおもいます。

仙石内閣とも言える政府の親中国な経歴を中国は見透かした恫喝が
効をそうしたと感じられ、今後益々日本の対中立場を弱体化し日本の
国益がそこなわれて行くだろうと感じます。

先ほどの二ユースを見ていたら、中国政府の声明は「釣魚島と付属
の島が中国固有の領土で、中国は争う余地のない主権を有している」
と改めて強調して・・、

「日本側の取った司法措置はすべて違法で無効で、日本側はこの
事件について中国側に謝罪と賠償をしなければならない」と指摘した。

私の悲しい日が憤激の様で一日終ろうとしています。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム