2013年10月16日水曜日

私の還暦過去帳(434)

感激の思い出は・・、心豊かな記憶なり・・・、

女子サッカー世界大会の決勝で日本選手達の、なでしこジャパンの敢闘
とその日本のチーム枠の結束が導いた優勝の瞬間、ポロポロと涙が止ま
りませんでした。

テレビ画面で、優勝トロフィーに選手達の手が一斉に伸びて、それを支え
る様に囲んだ姿を見た時は、画面が涙でくしゃくしゃで見えていました。

はや、アメリカに来て35年、世界大会の決勝でアメリカと日本チームが
激突して、優勝のトロフィーを争うような場面など、見たこともありません。

日本人の血は争えません、気が付いたらテレビの前に釘付けで、ワイフ
と声を出して声援していました。延長戦で同点に追い着いた時などは、
絶叫が鳴り響いていました。

それにしてもよく優勝をやってくれたと思います。アメリカ選手の体格、
身長、スピードなどを比較すると、日本はハンディーを持っている事は明
らかに瞭然と思います。

昨日は感激を枕に夜は眠りに付いたのですが、中々興奮が冷めきらず
昔の事を思い出していました。
人にはそれぞれの人生の歩いた道筋の道中物語を、心に秘めて持って
いると思います。

中には忘れたくても忘れられない、身を切る様な鋭い、心に突き刺さる
様な興奮を伴うような感激・・、

見知らぬ地で、人の情けに心泣いた感激・・、

我が身を危険に晒し、死ぬ様な思いをして到達した感激・・、

苦しさから逃れようとして、何度も・・、何度も苦しみ、もがき、苦悩して
やっと到達した自分の目的を掴み、泣きながらの興奮と感激・・、

山歩きで、ひたすらに歩き、歩き、また歩いてもうだめだ・・、もう歩け
ない、背中の荷物も全て投げ捨てたいと思いつつ、山肌の中にぽっかり
と開けた村などに出て、緑豊かな寒村の絵に成るような静かな景色に呆
然とした感激・・、

長距離トラック運転で、半砂漠地帯の荒地を星空の瞬きだけを見ながら
この闇に、このまま吸い込まれるかと言う恐怖と戦いながら、一人エンジ
ンの単調な音を聞きながら運転していて、地平線からヘッドライトの輝き
が瞬きながら、潅木に見え隠れして近ずいて来て、人恋いしさから来る
喜びの感激・・、

初めて女体に触れた興奮と感激・・、

目標を狙い、神経を針のように鋭く集中させ、引き金を引く指先が麻痺、
痙攣するような思いで引き金を引き、ターゲットに10点、弾痕が出た時
の喜びと感激・・、

夢心地で走馬灯の様に思い出していたが、いつの間にか昨夜は眠りに
付いていました。

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