2013年7月29日月曜日

私の還暦過去帳(399)

 
寿司飢餓症候群発病

私はついに寿司飢餓症候群を発病してその症状は重症でした。

ワイフも同じ病気の様で、これは重大な家庭の危機となります。
そこで・・・、
夫婦してこの際、新米も手に入った事などで治療に掛かる事に致しました。
これが治らないと身体はしおれ、力も入りません。

この病には良薬が有りますので、治療は難しいものではありません。
早速です、今日のランチが終ると、二人していそいそと出かけました。
それは、マグロの塊を買いに出かけたのです。

今日はマグロが入荷する日です。お店に行くと真っ先に行く先は
お魚売り場です。ありましたー! 鮮度の良いマグロが・・・・!

早速家に持ち帰り、漬けマグロに致します。

この漬けマグロは、ある日、テレビで見ていた時に、寿司の美味しい店の
紹介で、そこの板前が店の味として、マグロのトロ以外は、漬けマグロに
してお客に供して居たからでした。

その味も、お客の人気もたいした物でした。そこで美味しく頂く事に
関しては、我々夫婦はひけを取りませんので、かなり前ですが試して
見たところ、味も良く、食身も良くて、すっかり気に入りまして、マグロは
漬けマグロに致しております。

サッと熱湯に通して、氷水に入れて絞めますので、食感が良くなります。
それを醤油と酒、ミリンなどで作ったタレに浸しておきます。
これが良い味で、残ったマグロはマグロ茶漬けとして使います。

タレにゴマを磨った物を入れ足して、刺身状に薄く切って漬け込み、
それを暖かいご飯の上に並べて、これも熱いお茶を掛けてパラパラとネギ
などの刻んだ物を入れて頂きます。私は少し昆布茶を入れるのが好きです。

さて、新米を炊き、寿司酢を混ぜて、その頃には『寿司飢餓症候群』
の症状もピークに達して、生唾がごくりと出ています。

せっせと用意をして、出来上がった品々を並べて、熱燗のコップ酒で軽
く口と胃を慣らしてから、いただきまーす!と良薬の薬を 口に致します。

あら不思議・・!一口、二口と食べると、スーッと心の重い思いが吹き
飛び、ほかほかの心地が湧いてきました。

新米の米粒が立った様なご飯です、これは日本人にしか分からない様
な心意気を身体全体に感じます。

あー!ありがたや・・、濃い深蒸茶などをススルと、もうすっかり身体中
に良薬が効いて居る事がわかります。

貴方も寿司飢餓症候群を発病したら、私の様に美味しいお寿司を、お腹
ポンポコリンに食べて心行くまで満足したら、あら不思議、一日で全快す
ると確信致します。

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