2013年4月6日土曜日

私の還暦過去帳(362)


 日本の景気に関して、

今般の日本の景気を見ると、失業、販売不振などは一禍性のものとは言
えません。 根本的な問題が含まれていると感じます。

政治的な行政運営と効率がかみ合わない官僚の経済感覚が派遣労働者、
短期契約、 季節雇用などの労働者の底辺部分の切り捨てと成った感じで
ある。
現在の産業や会社経営は、その様な切捨てが出来る人々によって支えら
れ、不況の時は真っ先に解雇で職場を失い、『職と住』の人間が一番必要
な部分をもぎ取られ、『食』と言う生きる最低の金も無くなり、失業保険と言
う国家の保護も不十分で、路頭に迷う人々を、せめて暖かい部屋で住み、
食べると言う最低の人間的な保証を忘れていた政府、地方自治体の対応
の遅さは、政治の貧困としか言えない。

この事は海外、特に南米からの出稼労働者達に大きな影響と生活不安を
引き起こして この事が、子弟の教育問題と関連して重大な日本国憲法の
条項にも抵触していると思います。
 政府の対応は2月頃からの予定で、緊急の人は見捨てられている。

日本経済が活況で景気の良い時は、鳴り物入りで南米各地から求人業者
が人集めをして各地の工場や会社など、日本人がやりたがらない、3Kの
仕事をして入る日系人達を、今度は手のひらを返すように、切り捨てて、
困窮と不安とストレスある生活環境に落として、かえり見ようとはしない。

その様な子弟達を政府はなんら対応無き手段で放置して、健康で健全な
学校義務教育さえ受けられなくなると言う事は、まさにこれも政治の貧困と
しか言う事が出来ない。

アメリカも過去に百年に一度、全治10年と言う経済不況がモロに直撃して
ビック3 の自動車会社でさえ倒産の瀬戸際となった事がある、義務教育で
は貧困家庭の子供達や、 低所得者の子供も達も無料ないし、10%とかの
負担で学校給食を食べられ、その他、 朝食も貧困家庭の子供達に出して
いる。勿論の事に、義務教育費は無料でである。

失業保険、健康保険などの行政が責任を持って対応しなければならない
事が抜けている と言う事はこれも政治の貧困としか考えられない。

この不況でこれまで日本の陰に隠れて見えなかった部分に光りを当てて、
行政がもっと 真剣な対応と、これからの将来の日本に、行政官僚の意識
改革をしなくてはならないと 思います。

財政赤字、超高齢化、食糧自給率の低下、老齢年金問題、少子化人口減
少問題など、 どれをとっても日本には致命的になる要因が有ります。
経済不況から来る社会的弱者をいかに救済するか?この事を政府はもっ
と考えなくては ならないと思います。

資産が有る人間、定職で親方日の丸の公務員など、一流安定会社で生活
に不安やストレスの無い人間も良く考えて、本当の貧困と言う『今日一日を
食べる食物、食料』をどうするか・・?と言う生きる根本を教育で教えなけれ
ば、日本の教育根本改革は無いと思います。

過去の第二次大戦でアルゼンチンが貨幣などは紙くずで、金銀の延べ棒
と、金貨での穀物、食肉取引で、アルゼンチン政府の金庫の廊下まで積み
上げられた事を忘れてはいけません。

現在では原油オイルもこれに含まれていますので、日本の基礎的な基盤
磐石さが不足して いる国では基礎教育に義務教育中での意識教育が不
可欠と思います。

『本当の不況と国家破綻は、国家での食料が不足する時である』

ちなみに日本の食糧生産は、実質28%の自給率で・・・、
日本が輸入する穀物比率は・・・!

トウモロコシ=100%
大豆    =95%
大麦    =93%
小麦    =87%
牛肉    =57%

原油オイルは99・5%が輸入です。
製品原材料の95%は輸入です。

本当の世界不況が来ればこれだけの食料、資材、オイルを買う資金が
何処から来るかを日本人は考えなければなりません

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