2013年2月20日水曜日

私の還暦過去帳(349)

今日の私のお勧め映画は007-慰めの報酬、『Quantum of Solace』
の最新作です。

今回の映画はいつものスクリーン冒頭に登場する、お馴染みのテーマ音
楽にのって007がシルエットとして字幕と音楽が鳴り響くのですが、意
外とラップ・ミュージックの感じがする主題歌と共にスクリーンの幕が開き
ます。

私には何か拍子抜けの感じでした。永年続映と続く映画ですから、007
に扮する俳優も、タイトルの出だしも、それは変化改革があるのはあたり
前です。
毎回、40年近く見ている007の映画ですが、今回のアクションは正
統派で、ゲーム感覚を排除した感じで、目を見開く様な連続のアクション
が国境を超えて展開されます。

最近のニュースで、このアクションばかりの映画を、Cクラスとか酷評して
いるのも見受けられますが、私はそこまで肩の力を入れて見るほどではな
いと心得ていますので、チョコなど、たまには持ち込んで食べながら、こ
の歳でも50年前に見た活劇時代劇で鞍馬天狗の登場を『それー!』と
声援した気持ちと同じ感じで見ていました。

それが正解と思います、何か意味ありげな粗筋もない、現代活劇のア
クション映画です。

何もかも手に汗を握る感じで、007がスカッー!と格闘技などを決めて、
ドドド・・、と撃ち合う様に、それ行け、それやれ・・、ぶっ飛ばせ・・とか、
つぶやきながら見ている方が何か様になる映画と思います。

と言う事で、理屈ぽい、何となくドラマ映画が好きな方にはお勧めは致し
ません。

それと・・、今回の映画でボンド・ガールと言う新人の、綺麗どころの絡み
合いなどの濃厚なシーンが少なかったのには少し残念でした。

また・・、
アクションの凄まじさは、近頃見た中でピカイチの出来栄えと思います。
映画の冒頭、カーチエースの凄まじさは、どぎまぎと手に汗を握るとい
う言葉が当てはまると思います。
イタリアで撮影されたカーチエースの撮影で、スタントマンが事故で重症を
受けたと言う報道も有りました。

DC3の双発プロペラ機などを何処から探してきたか知りませんが、その
空中追っ駆けごっこには、チヨイー!とハラハラさせられました。

私が49年前にパラグワイで搭乗したDC3と同じ飛行機で同じ様に通路に
荷物が搭載された状態で、スクリーンに飛行機が出てきた時には、何か
ワクワク致しました。

今回の007シリーズ最新作『クォンタム・オブ・ソラス』(原題)はSony
 Picturesによって公開されました。
アメリカでは11月14日頃からカリフォルニア州、サンフランシスコ周
辺では封切りされています。

 この映画の粗筋は・・・、
恋人ヴェスパーに裏切られた007(ダニエル・クレイグ)は個人的な未
練を持ったまま、再び任務に就くが、その真相究明のために、ボンドと
M(ジュディ・デンチ)はミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)
を尋問するが、ヴェスパーを脅したのは世界中に情報網を張る、複雑
怪奇な想像を絶する様な危険な組織だった。

ボンドは MI6 の裏切り者とハイチの銀行口座とが結びつけられたりする
が、人違いがきっかけとなり、ハイチでボンドは美しくタフな女カミーユ
(オルガ・キュリレンコ)に出会う事に成るが、その彼女も自分の家族の
復讐を計画していた。

カミーユによってボンドは冷酷な事業家で謎の組織の幹部、ドミニク・グ
リーン(マチュー・アマルリック)に近づいていくのであるが、そこで場面
が変わり、 任務でオーストリア、イタリア南アメリカへ向かったボンドは、
グリーンが世界で最も重要な天然資源の完全支配を狙っていることに気

が付き、それを追って問題解決に向かうが、グリーンは追放されたメドラ
ノ将軍(ホアキン・コシオ)との取引を画策して、組織の協力者と CIA や
英国政府の内通者を操るグリーンは、メドラノに南米某国の現政権を失
脚させて将軍が支配者になれるように約束し、その見返りとして何故か
荒れた土地を求めていた。

裏切り、殺し、そして偽りが渦巻く世界で、ボンドは旧友の協力を得て
真実の解明の為に戦うのであった。ヴェスパーの裏切りを招いた黒幕の
男へ近づくにつれ、007は CIA、テロリスト、M よりも先回りして、グリ
ーンの陰謀と組織を阻止しようとするのである・・・、

詳しくはこの映画をご覧になり、納得して下さい。

とか・・、書くと何か凄いストーリが在ると感じますが、アクションなどを見
ていると、筋書きなどは必要なく、私などは、それ行けー!それやっつ
けろー!とまさに単純な動機で見ていました。

と言う事で、ご覧下さればとお勧めいたします。

アクション活劇映画度:100
日本公開予定:09年1月
映画:アメリカSony Pictures

映画公式サイト:http://www.sonypictures.jp/movies/quantumofsolace/

『007/慰めの報酬』 テーマ歌手はアリシア・キーズとジャック・ホワ
イト デュエットで主題歌を担当するのは、46年間続く007シリーズ史上初
となります。
曲のタイトルは "Another Way to Die" で、10月28日にサントラCDがア
メリカで発売されます。

この『007 カジノロワイヤル』の原作はイアン・フレミングの原作『カジ
ノ・ロワイヤル』が原作の007シリーズの原点としても注目される作品の
一つで、映画監督は、『マスク・オブ・ゾロ』や007シリーズ17作目の
『007 ゴールデンアイ』でも監督としてメガホンを握ったマーティン・キャ
ンベルが務めています。

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