2013年2月12日火曜日

私の還暦過去帳(346)


 訪日雑感(3)

渋谷に到着して驚きました。
バスターミナルが5階のかなりビルの高層にあるのです、下はオフイス上
はホテルと言うかなりデカイ高層ビルでした。

昔の玉電が、ゴトゴトと走っていた時代しか知りませんので、かなり方向
には迷う事も無かった私でしたが、ゾロゾロ降りる外人さんの後から私も
降りまして、おのぼりさんの如く、きょろきょろとしていました。
幸いに日本語は東京弁、九州弁も上手に話せますので安心です・・、

それと言うのも、実家の福岡に成田や羽田から乗り継ぎで飛んでしまう事
が多かったので、渋谷などはアメリカに渡って33年目になりますが、
まだ一度も渋谷などで泊まった事も在りませんから、そんな事で一番良い
方向感覚を取り戻す方法は『ハチ公前はどちらですか?』と言う質問でした。

そしたら何とー!
『エレベーターで1階まで降りてそこから歩いて行けば直ぐだ・・』と教
えてくれました。
ここは5階だと言う事で、地下鉄に乗る若い女性が親切に、
『ご一緒しませんか?』と言う事で、喜んで付いていく事にしました。

それにしても人の流れが河のように流れて、横切るのも一苦労です、それと
言うのもガラガラの手引きトランクを持っているからです。

いやはや、ムッとする熱気と、かなり高い湿度で、体細胞の汗線が非常事態
を宣言した様で、汗がダラダラです。

サンフランシスコ周辺では乾燥して雨が6ヶ月近く降らないので、渇水注意
の放送などが賑やかでした。
それにしたら東京はもはや、『亜熱帯となった』と言う気象学者が居るくら
いですから、それは身体して知るべしです。
驚きの渋谷現象を目の当たりにして、早速にTシャツだけになりました。

道行く人が見ています・・、
『かわいそうに何処からか、田舎の鹿児島か沖縄あたりから来たおのぼりさん
 が、大きなトランクを引っ張って半袖のシャツできょろきょろして歩いてい
 るわい・・!』
と言う目付きでした。

東京は10月も終わりです、道行く人で外人さん以外で半袖シャツで歩いてい
る日本人・・?らしきオヤジさんなど、おそらく私一人と感じました。

それにしても黒ずくめの背広を着たサラリーマン達が早足で歩いています。
私からしたら異様に感じますが、これが日本の会社勤めの制服ならば、これ
仕方がないと感じました。

それにしても私の汗線はカリフォルニア・ナイズして、もう日本適用出来なく、
変化したかと、つい・・!、頭をひねりました。

頭の上では巨大なスクリーンがどえらい音響で、素っ頓狂の音楽など鳴らして
歓迎してくれます、いささかげんなりして歩いていました。

今夜の宿泊はかの有名な、外国のTVや雑誌にも紹介された『カプセル
・ホテル』です、私の日程は夜は寝るだけですから、一度泊まってみたいと考
えていました。

インターネットで検索したら、何ぼでも出て来ます。
最適、最上のロケーションで、格安です、直ぐに目的地を探して検索をして、
自宅のパソコンで予約していました。

ハチ公前の交番で聞いたら、若いお巡りさんが小さな紙を渡してくれ、
『そこにマルを付けてある場所が、貴方の目的地のホテルです・・』と来ました。
沢山の人が聞きに来ると思いました。ちやんと赤の印で矢印で道順まで付
けてありました。
まさに歩いて5分で、簡単にたどり着いてホッと致しました。

繁華街の直ぐ裏です、そば屋まで1分、スターバックコーヒー屋まで1分30秒、
CITIバンクまで2分と、牛丼の吉野家まで3分ですから堪えられません、でも・・
チョイと先に歩いて行くと同伴ホテルが並んでいましたが、一度で気に入りま
した。隣がビジネスホテルで、団体の学生達が出入りしていました。

今年に南米各地を歩いて、安宿のペンションなど、自炊施設がある所に宿泊
した事を思えば天国です。
シャワーも出なくて、出てもちよろ、ちよろで、冷たい酷い思いをしたことを
思うと、ここでは、パジャマと洗面用具一式、タオル大小2枚、お風呂は大き
な湯船で24時間、シャワーも同じで、サウナも遅くまで使えます。

カプセル内はTVもあり、ラジオと目覚まし時計、有線音楽も聞く事が出来まし
た。娯楽室では自動販売機でビールも清涼飲料水もコーヒーも飲めるので、
コインさえあればカップヌードルも200円で、夜食のヌードルが食べる事が
出来ました。私の様に、この歳でも便利で気楽なホテルと感じました。

ホテル内の掃除も綺麗にしてあり、トイレも清潔でいつも係りが廻って来て、
掃除をしていました。
インターネットは無料で使う事が出来まして、外に出る事は在りませんでした。

私が夕方ごろ、六本木ヒルズでの会合で出かける時に、白人のビジネスマン
がネクタイ背広姿で小型バックを持って泊まりに来ていました。

インターネットの使い方を聞いていましたので教えると、
『便利で安いですね・・』と話していました。

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