2012年12月22日土曜日

私の還暦過去帳(331)


旅に出て・・・、

旅に出てから魚を食べたくなる事が何回かありました。
ペルーの首都、リマでは困る事は在りませんでしたが、他は殆どが魚と言
っても川魚です、養殖のマスやナマズ、ピラニアなども在りました。
海で獲れる新鮮な魚が無いのです。冷凍の物は在りましたが、いまいちで
チリ-産の鮭などが食べられる様でした。

魚で育っていますので、口に出来ないと益々食べたくなります。
養殖マスは食べましたが、全部、料理は油濃い揚げた物ばかりでした。
それにポテトフライにライスが、お決まりで付いて来ました。
時には1匹そのままで、お皿からはみ出している時も在りました。

魚・・、魚・・・で食べたくなると、缶詰を持参していましたので、それを開けて
インスタント味噌汁や、これも持参の沢庵などを切り、食べていました。
缶詰はサバの味噌煮、サンマの蒲焼、イワシの醤油煮などでしたが、時に
は宿泊したペンションで、自炊でしたので御飯を炊いて食べていました。

でもリマでスーパーの魚売り場を覗いたら、何と・・!活きの良いカツオが
あるでは在りませんか・・、早速に値段を聞いたら、目の下30cmは在る
丸々とした、脂の乗ったカツオでしたが、格安の6ドル程度でした。

南半球ですのでまさに春カツオです、ワイフと話してペルー名物のセビッチャ
(新鮮な魚の身を降ろして、レモンなどで締めて食べる料理)にする事に
致しました。
値段も1匹6ドルもしないのです、食べなきゃ損と、早速に買う事に致し
ました。
ペルーです、セビッチャ用というと、大きなカツオを半身に降ろして皮を剥
ぎ、身だけにして、1本のカツオを2分も掛からずに綺麗に直ぐに調理出
来る様にしてくれました。

レモンよりライムの実が、香りが良いと言う事で、10個
ばかり買いまして、早速にペンションに戻ると調理してライムを搾り、赤玉ね
ぎを刻んでセビッチャを作りました。夕食まで冷蔵庫に入れて、ライムのジ
ユースがカツオの身を美味くしめると思い、入れておきました。
日本米を炊いて銀シャリと味噌汁でセビッチャを頂きましたが、まさに美味し
いと言う感じでした。殆ど全部食べてしまいました。

余ったのは怪我でペンションに滞在していた若者に、お見舞いで食べて貰い
ました。それにしても魚を食べると言う事はペルーのアマゾン河流域の人でし
たら河魚を食べる事が出来ますが、山岳地帯の標高4000m近い所に住
むインカの末裔達は、魚は一生で数えるほどしか食べないと思います。

現地人に聞いたら、缶詰のイワシのオイル漬けなどは食べるとか・・、生の玉
ねぎを刻んでパンに挟んで食べると話していました。おそらく海魚などの活き
の良い魚などは無縁と思いました。
チィチィカカ湖を訪ねた時に浮き島訪問で、そこで見たのは鮎みたいな魚で、
今夜の夕食用と言う魚を見せて貰いましたが、から揚げにすると話していまし
た。朝早く漁で獲って来たと話していましたが、側にはカモの様な鳥の身だけ
にしたのも2羽在りました。それも罠で捕まえたと話していました。

パラグワイに行った時に、日本食レストランではブラジルのサンパウロから
来ると話していました。寿司に使うネタ用の魚は全部サンパウロからの直行
便で来るので、結構新鮮な寿司を食べる事が出来るそうでした。
でも私はレストランでは寿司を食べる気になりませんでした。
でもチリー産、鮭の塩焼きを定食で食べましたが、これが美味しかったと思
います。
アルゼンチンのサルタ州に行った時に、ラプラタ河の支流のリオ・ベルメッホ
の河の近くの町、エンバルカションの河で獲れた川魚を自転車で売りに来て
いたのを見ました。鯉の様なかなり大型の魚でしたが、野生の川魚を売り歩
くだけの漁が出来る事に感心致しました。それからしたら、ブエノスの首都
で、大きなスーパーに買い物に行き、見たのは全部身に降ろした魚だけで
した。

量も少なく、貧弱な魚売り場で、冷凍のイカだけがかなりの量、陳列されて
いました。それにしてもアルゼンチンの国民は肉・肉と肉が無ければ食べる
物が無い様な感じでフャースト・フードもステーキばかり食べさせる店には驚
きました。
それは値段の安さも在りましたが、ランチにステーキとポテトを食べる事が出
来る国は余り無いと思います。それにしても魚を食べるという事は、旅先で
は中々難しいと感じる時が在りました。

たかが魚・・、されど魚なり・・・!
食べたくて、されど食べたい大和魂?

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