2012年10月29日月曜日

私の還暦過去帳(317)


『もと百姓が見たインド』

BuddhaGayaに近ずくと沢山のバスとすれ違いました。
駐車場に並ぶバスも半端では在りません、仏教徒が押し寄せる聖地と感
じました。道路脇にチベット難民救済センターらしき建物も見ました。
ここまで運転手付きの車でしたので、2時間程度で来る事が出来ました。

先ずは今夜のホテルにチェックインして荷物を降ろしましたが、日本寺の
直ぐ近くのSujataホテルでした。今朝は朝早くから歩きましたのでお昼
近い時間で、お腹が空いていましたが、先ずは洗濯物を洗ってくれると
言う事で、クリニングにシャツやパジャマなどをまとめて出しました。

受け取りに来た係りが、靴下や下着まで出しなさいと勧めてくれました
ので、ありがたく全部まとめて出しました。
夕方までに仕上がると言う事で『ダイジョウブ・・』と請け負ってくれ
ましたが、夕方、外の聖地見物からホテルの部屋に帰ると、
『トントン・・』と来ました。

洗濯が終わった衣類を、アイロンを済ませて袋に入れて持ってきたので
す。お値段は、これがまた驚きの値段で2ドル、ちょいの値段でした。
次男が話してくれた『インドでは自分で洗濯するより、して貰えば仕事
も増える・・』と言う考えでした。

95ルピーでしたので1ドルが38ルピーでしたので、2ドル、ちょいと
言う値段でしたが、これに約束の時間に仕上げて配達してくれたので、
チップも弾みました。
それにしても日本やアメリカの生活基準からしたら格安です。
おかげでこちらは大助かりでした。汗臭いパジャマは気持ち良い物ではあ
りません、洗濯係りもチップを沢山貰い、ニコニコの笑顔で、『また出し
て下さい』と言う事でした。

その日のランチはホテルのバフェースタイルのインド食でしたが、それが
珍しいインド式中華料理、チベット餃子のMOMOと言う、日本人の口にも合
う食べ物などが並んで満足でした。それにしてもランチを日本人の団体さ
んが食べに来ると言う事で、それらしき献立となっていると思います。

焼きソバが中々美味しい味付けで、白御飯も在り、私は御飯にインドカレ
ーを掛けて頂きましたが、焼き立てのナンを持ってきたのでそれも少し頂
きました。スープはチキンヌードルスープでしたが、どう考えても味は日
本人向けでした。

ホテルの日本語が達者な者が『今夜は日本人の団体客が泊まるので、
『銭湯を沸かします』と言うので聞き直したら、日本式の大浴場の事でした。
10名以上の日本人団体客が泊まると、沸かすと言う事でしたが、それを聞
いたとたんに嬉しくなりました。こんなインドのBuddhaGayaまで来てのんび
りとお風呂でも、日本式大浴場に入れるとは・・・、考えただけで
『ワァー!』と驚きました。

ランチの後は少し休んで、ホテルから歩いて2分ぐらいの日本寺に見学に行
きました。午後5時から夕方の法要が有るという事で、それまで隣のブータ
ン寺に見学に行きました。原色鮮やかな色彩が彩られたお寺は、沢山のブー
タンからの参拝者が溢れていました。

同じ顔立ちの我々の姿と変わらず、混雑の中でふと安らぎを感じました。
隣の日本寺から夕方の法要が始まる鐘の音が聞こえてきて、私も本堂に急ぎ
ました。入り口に居るインド人の係りが私達の顔を見ると、中の座敷まで案
内してくれ、前の席に座る事が出来ました。

若い僧侶が張りのある通る声で読経を始めると、本堂はシーンと静まりかえ
り、その声が広い本堂の中でまるで音楽の様に響いていました。
中には若い白人が座禅を組んで、お経に唱和しているのには、驚くと言うよ
り、心打たれる感じでした。

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