2012年9月3日月曜日

私の還暦過去帳(293)


『もと百姓が見たインド』


暮の押し迫った31日にインドのデリーに到着して、飛行場から
タクシーで、次男のアパートにまで軽自動車に揺られて40分ば
かりでした。
アパートではメイドがインド料理でランチを作って待っていまし
た。

彼女はすでに帰宅していましたが、料理がテーブルに並んでいま
した。 通いのメイドの様で毎日、朝来て掃除洗濯をして、次男の
夕食の料理を作ってから帰るそうですが、その労賃は聞いて驚き
でした。1600ルピー(約40ドル程度)の労賃です、洗濯も
毎日来ると直ぐに洗濯カゴから出して、バケツのお湯に洗剤と漬け
て、それから部屋の掃除が始まりました。

掃除が終わると洗濯をして、料理が始まるようですが、何せその
仕事のテキパキして速い事です、サリーを着てサンダル足ですが、
それが仕事スタイルの様でした。面白いことにメイドもインドで
は階級があり、それもカーストから来る仕事の役割の様でした。 

メイドの彼女は絶対に便所の掃除はしない様でしたが、それは別
に便所専用を雇用しなくてはならないそうです。おかしなカース
ト制度と感じます、

到着した日のランチは次男のアパートで、メイドが調理して作っ
たインド食でしたが、味は辛めで、豆が多く使われ、米は勿論の
ことに、長粒米でポソポソのお米でしたがインド料理には合う感
じでした。次男の彼女もインド滞在が長いので片手で機用に食べ
ていました。
ナンとチヤパティーも有り、それぞれに味のある物に加工してあ
りました。

次男にはアメリカの我が家から『梅干入りのおにぎり』を土産に
持って来て居ましたので、これも持参のインスタント味噌汁を作
り、海苔を巻いてバリバリと、美味しそうに次男が食べていまし
た。しばらくぶりに食べる我が家の胚芽米のおにぎりの味が良い
のか、美味しいと言いながら、ぺロリと食べていました。まさか、
おにぎりの土産とは驚いて居たようでした。

メイドの作るインド食に次男は慣れて、日曜日には必ず大きなイ
ンド式のランチ・オムレツを作って貰うそうですが、ケチャツプ
を掛けて食べるのが大好きと話していました。ランチの後は少し
長旅の疲れを癒す為に私達はそろって昼寝をしていました。

日曜日はランチを作りそれで帰るそうですが10時ごろ来て1時
頃には全てを済ませて早仕舞いの様でした。

それにしてもアパート前の道路の凄さまじさと形容したのが一番
適切と感じます。車の警笛にオートバイのグ・・!と言うエンジ
ンの響き、物売りの良く響く声、近所のビルの工事の音、 アパー
ト前の道の混雑はまさに驚きの凄さまじさ、デリーの下町でも本物
で、すげー!と思うばかりで、チョイと話しても信じてもらえま
せんでした。

狭い通りに両側駐車、屋台や引き売りなどゾロゾロ・・、そこに
リキシャがノロノロと割り込み、自転車やオートバイがビビ・・、
と騒音のすれ違い・・、
私が『うるさくない・・・?』と聞くと『慣れて感じない・・!』
との返事でした。

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