2012年8月17日金曜日

私の還暦過去帳(285)


私がアメリカに住んで、日本という故郷のふるさとを思う時に感じることは
これからの日本を担う子供達の生き方です。

私は子供の将来を考えて、自分が20台の年齢で南米に移住した経験から、
3人の自分の子供達にはより大きい希望が持てる所で、国が豊かな所が良い
と考えていました。

アメリカは1890年から1920年までに1500万人以上もヨーロッパ
各国から移民が移住して来ましたが、現在のアメリカでは日系人は僅かな数し
か居ませんが、中国人やフィリッピン人など、またベトナム戦争後に大きな移
住集団としてアメリカにやって来たベトナム人などがカリフォルニア州では大
きな人口比率を占めています。
アメリカにはそれだけの人口を支える土地と穀物が有ります。

私も世界を見て日本の食糧自給率を考えると、戦後日本に滞在したアメリカ人
が話してくれた事ですが、『日本が生き残るには頭脳しか無い・・』と話して
いました。それには同感です・・、彼のワイフは日本人でしたが彼の両親は田舎
のアイオワ州で農業をしていた様でした。農業の経験と関心があるので、かな
りの知識を持っていましたが、日本は将来どこから穀物を買うのか、鉱物資源を

どこから輸入するのか・・・、彼が話していた事は真剣で我々日本に住んで、育
った者にしては耳が痛い話しばかりでした。
植物バイオ・エネルギーが石油資源の枯渇から来る、原油価格と連動して穀物
価格が上昇すれば、日本の様に海外に穀物資源を依存している国では、もはや
多くのアジア諸国と穀物資源獲得競争に成ると思います。

どこの国が残り、競争に打ち勝つかは未知数ですが、無い物を探して、競争して
買い取り、それを生かして生き残りを賭けた戦いに必要な物は頭脳と知識です。
アメリカ人が韓国、それに急激に伸びてきた中国やインドでは授業時間を増やし、
て知的競争率を高めて、頭脳的な資源も急激に伸びていると話していますが、
日本では『ゆとり教育』と言う教育時間短縮、減少、切捨てなどで将来の一番重
要な事が消え去って行きました。

多くのニートと言う新しい社会環境の環が広がり、働らけれど最低給料しか貰え
無い世代の誕生は、生活保護家庭の支給金より低い収入で働らかなければ成ら
ない世代、年齢層が幾ら膨らんでも日本の根本的な発展には寄与しないと思い
ます。もはや日本を知るアメリカ人などから、日本の将来を危惧する話を聞く事
は辛いものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム