2012年6月24日日曜日

私の還暦過去帳(259)

タバコ・・・!、
これには色々な思い出と、経験が詰って居ます。

私の父親が戦前の台湾専売局タバコ工場の所長をしていたぐらい
ですから、父親はかなりのタバコ吸いでした。
小さな子供の頃から、父親が側でタバコを吸うのを見て育ってい
ましたので、人間は大人になったらタバコと言う物を吸う様にな
ると思っていました。

私が覚えている終戦後まだ日が浅い時期でしたが、モク拾いと言
って吸殻を拾って回収して来て、それをほぐして中のタバコを取り
出し、それを再生して紙に巻いて、また道端で売っていたのを覚
えています。それを生業にしていた人が沢山いたようでした。

そん事を覚えていますので、最近ですが高校生と見られる学生が
公園の駐車場で同じ様なモク拾いをしているのを目撃いたしました。
中には直接に『タバコ下さい・・!』とまるで乞食の様にして、手
を差し出す若い男が居るのには驚きました。

それもそのはずです・・・、

私が住んでいる地域は全部タバコ販売はカギの掛かるケースにしか
陳列出来ませんので、それと若く見られると直ぐに身分証明証の
提示を求められます、勿論の事に、タバコ自動販売機などは全然
置いては有りませんので、買う事も困難となっています。

お店は販売違反をしたら即ー!閉店かライセンスを取り上げられます、
かなりの囮の係官があちこちと巡回して周りますので、監視の目が厳
しく、それと、公共の場では全部禁煙となっています。

喫煙が出来るのは自分の車の中か、自宅だけです・・、これではタバコ
吸いは犯罪者扱いと成ったようです。おかげで当地の喫煙率が9%を
切ったと新聞で見ました。

値段も高く、半分以上は税金ですが、それにしても1箱20本入りが、
日本円で500円近い値段と成っていますので、アメリカの喫煙者達は
悲鳴を上げています、高校生などは、これではシケモク拾いで吸うしか
道は無いと感じました。

先日にTVで見ていたら、子供が乗車している車の中でタバコを吸ったら
罰金と常習者にはブタ箱行きとか・・、アメリカでは益々肩身が狭い感
じとなる喫煙者達です。

しかし私が46年前に南米の田舎で汽車に乗車して気が付いたら、同じ
タバコでも、『タバコ・ネグロは喫煙禁止』とデカデカと書いて有りま
した。バスも同じです・・、それはインジオ達が吸う最強のタバコでした。

私も覚えていますが、まあー!強烈を通過して、ヒー!と言う匂いが致し
ます。あれには参りまして、降参致しました。
葉巻にして吸う人や、小さく刻んでトウモロコシの薄皮に巻いたり、
専用の紙に巻いて吸います。独特の強烈な香りが、かなり離れた所でも
匂いが致しますので、禁止に成っていると思いました。

一度、アルゼンチンのミッショネス州でバス停で吸っていた男を警官が
取り上げていたのを覚えています、取り上げたタバコを踏み潰して、
『今度またここで吸ったらブタ箱行きだ・・』と怒鳴っていました。
タバコはどこでも、昔でも、問題が有る趣向品と感じます。

私の友人や同期生もタバコで死んだり、寿命をちじめた人が沢山います
ので、どうか注意して下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム