2012年5月16日水曜日

私の還暦過去帳(244)

私の心の中で納得できない事が有ります。

裁判所の判決で、何人かの日本生まれの子供が日本国籍確認
の裁判を起こして、それが認められなかった。
裁判所の裁判官の所見は、まさに人権を認め様としない、国際社会
からも疑問視される判決でした。

それは・・、

ー外国人女性と日本人男性が結婚前に妊娠して、生まれる
 前に、それは自分の子供だと認知すれば日本人。
 すなわち日本国籍。

ー外国人女性と日本人男性との間に結婚しなくて出生した
 子供は、外国人女性の国籍か、女性の居場所などが確認
 出来なければ・・・、
 下手すれば無国籍。

ー日本人女性が外国人男性と結婚していなくて、出産しても
 その子供は日本国籍と認定され、何の問題も無く戸籍が
 処理され、受理される。
 昔の言葉で言えば私生児として、現代用語ではシングル・マザー
 の子供として・・・、
 日本国籍が取得できる。

ー生を受けて生まれて来る子供には国籍や時間的な選択は出来ない・・・、
 子供の責任でもない。
 生まれて来る子供には生まれた地の法律での保護と、基本的な
 権利を有するものなのに、日本が出生地主義をとらない為に、
 父母がどちらか日本人でも、生まれてくるタイミングと保護者の責任
 での対応で、子供の運命が決まってしまう。

ーその法的な判決も子供を考えての配慮も無い、『人権無視』と言う
 言葉がぴったりの事だが、それが合憲という事で裁判官が子供達に
 言い渡す。何と言う日本国の法律なのか?

 『貴方の母親が結婚もしていなくて、また婚姻届をしていなくて、
  貴方が出生したから貴方には日本国籍は与えられない』
 
 『もしも貴方の母親を妊娠させた父親が日本人で前もってお腹の
  中の子供は俺の子だと言えば貴方は日本人で日本国籍が
  もらえたのだよー!』

このような裁判官の言葉を子供達が理解できるのか?

いまではDNA鑑定で100%近い確立で父親の鑑定が出来る。

しかし、法は涙も情けも、温情もなく、『杓子定規』の判定と判決が
良き裁判官の判断となる。

何と言うことなんだろう・・・、私達が普通の常識で親子と思う事が
非常識となる現代の日本の世の中では、どこで常識を養えばよいのか?
難しい世の中になったものだ・・・・!
アメリカのカリフォルニアに35年も住んで、還暦過ぎたボケた頭でも
おかしいと思うのですが・・・、

貴方はどう思いますか?

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム