2012年5月11日金曜日

『ゲバラのゲリラ残党を討てー!』

ゲバラ残党ゲリラ追跡の思いで(7)

我々は食事しながらカウアンの話しも聞いて、明日の予定を立て
計画を練った。カウアンの勧めも有って、用心して最後の道を
降りる事にした。これからのジャングルの道は緩い下り坂で
我々が予定している、ゲリラとの遭遇地点までは5時間の予定

である、3時間ほど降りた所から、わき道に10分ほど途中
少し歩いたわき道の奥に、昔、森林伐採のキャンプが有った。
小さな水場が有り、そこにラバは放しておくと決まった。

そこには運搬の家畜を囲った柵も有り、水場の廻りは青草も有った
ので、ラバを連れたハンターはそこにラバを置いて狩猟に出ていた
ので良く知られたキャンプの水場であった。

ゲリラとの最終遭遇地点は徒歩で荷物も少なくして、僅かな
携帯食料と2リッタの水筒を提げて、あとは各自の銃器を手に
マチエーテの山刀を腰に遭遇地点に行く予定にした。

翌朝まだ暗い内に起きて、荷物をかたずけて、余分な水は岩場の
陰に掘って埋めた。カウアンのポリタンクも同じく側に埋められて
両方を合わせると、40リッタぐらいの水が埋められた。

帰りの食料も缶詰などの重い食料品が同じく埋められた。これで
安心して、帰りの水と食料品が確保できた。
最低ここまでたどり着けば、家までは帰り着く事が保障されたので
気分的に楽になってお茶を各自飲み乾すと、カウアンが歩き始めた。

皆で見送り、カウアンも手を振って犬を先頭にジャンブルに消えて
行った。私達も時を同じくして歩き始めたが荷物が軽く、歩調も
軽かった。ラバ達も今日は少し早い歩調で歩いている感じがした。
しばらく歩いて少し風景が変わってきた。

ルーカスがそろそろラバを放すと言って、休憩すると皆に言った。
ラバは木立の中で荷物を降ろされ、鞍も降ろして、たずなも解き
わき道の方に向けて尻を叩くと、勝手知った水場なのか、急ぎ
足で駆け下りて行った。

我々は小休止を取り、荷物を茂みに巧みに隠して、食料品は蟻や
動物に食い散らかされない様に、ヒモで木に吊るした。

これから先は危険地帯と考えておかないと、どんなことが起きるか
心配で有った。その時一瞬緊張が走った。2匹の犬がパット身構え
唸り声を上げて、耳を逆立てて我々が歩いて来た道を見ていた。

河に降る反対側なので有ったが、ライフルの安全装置を外して
草むらに隠れた。ルーカスがピーと口笛を鳴らしたが返事が無か
つた。
 次回をお楽しみに、

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