2012年4月22日日曜日

私の還暦過去帳(230)

今日のお勧め映画は・・・、

『007/カジノ・ロワイヤル』 のアクション映画です。

今回の007は今までの007映画からしたら、まったく変革した。
そして前回の作品からしたら、まったく台本から変えて、革新的
な表現とスクリーンに映し出される画面撮影の綺麗さ、豪華な衣装
など、本命のアクション・シーンにしても、まさに本当に息を呑む
と言う感じの場面の連続でした。

今までの前作品の3~4本は、どこと無く味付けを変えた場面が多
かったのでしたが、特に『コミック的アクション』と酷評していた
映画評論家も居た位ですから、中には子供向け活劇と思われてもお
かしくは無いシーンが見られましたが、今度はいやはや・・・、

流血の場面もリアルに撮影してあり、息を詰めて見詰めるシーンの
連続で、いささかドキーンとする場面が有り、前回とはまったく違
うと言う印象をそこで、ガチーン!と頭に受けた感じでした。
私はジェームズ・ボンドの007映画は、第一回作品か見たと思
います、学生時代映画監督の家に住み込み書生として合計4ヵ年

近く住んでいたからです、主人の監督が石原裕次郎などの日活アク
ション映画を専門で撮影していたから、それで招待試写会などの
招待券を貰い、輸入洋画配給会社の試写会などに、背広などを着て
見に行った事が何度も有ります。
後で『どんな映画だったか・・・?』と質問が有りましたので、
いつも真剣に見ていました。教えてもらったポイントとなる映画の
要点を外さず見ていました。

今回の作品は、ジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグは、
これまでのロジャー・ムーアやピアース・ブロスナンが上品で英国
紳士の気品を持たせたスパイ役から、なんとなく野性味を持った、
ドスが効いた、ロシアKGBの殺し屋とも感じる、顔や筋骨隆々た
る体格は、今回の映画を一味違った味付けにしていると感じました。
特にブルーアイの澄んだ瞳が無骨な感じを和らげている感じです。

今回の映画は1953年に発表された原作に、忠実に原点に戻り、
ジェームズ・ボンドの活躍を作者が考えていた作品にしたと思います。

今回の作品には小細工した小道具類など、コミック的な要素を取り外
して、元来の原作に忠実なアクション・シーンを重点に配置して、
ガン・バトル・シーンなどもリアルで、また階段を格闘しながら山刀
を避けてアクションの中でもつれ、殴り合い、切り合い、緊迫の実演
さながらのシーンは、ドキドキの場面でした。

派手なアクション・シーンに身体を画面いっぱいに貼り付けて、叩き
出す緊張と、興奮は、今までの前回の作品からすると、かなりマンネ
リ化した以前の作品を根本から覆えすと思います、そして・・・、
『007/カジノ・ロワイヤル』という緊迫した、カードゲームの緊張
は見ていて、カジノの凄さを実感として画面に見た感じでした。

映画の最後に言う、ジェームズ・ボンドの切り口上が、しびれる感
じです。
乞う、ご期待の続編と言いたい所です・・・、

お勧め度、100点、

映画開始前には必ずトイレは忘れずに・・、
2時半近くの上映時間がありますから!

『007/Casino Royale』 上映時間、144分
06年 イギリス、チェコ、ドイツ、アメリカ合作
ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント配給

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