私の還暦過去帳(215)
別れの散歩・・・!
かなり昔の事でした。
ある日の午後に、私が不動産管理で永年働いていた
家の奥さんが自分で、全ての医療装置を取り外して、
また、希望して、
薬も・・、
全ての酸素チユーブも・・、
栄養補給のチユーブも・・、
少し口に出来る、流動食も・・、
すべをを放棄して、死ぬのを待っている。
息子が抱きかかえて、車椅子に乗せて、愛犬を連れて、
家の前の歩道をゆっくりと、茂った並木の下を歩いていた。
その顔は安らかな・・、幸せな・・表情であった。
両側に息子と、娘が二人歩いていた。
遠くで見ていたが、私は涙が出て仕方がなかった。
息子も母が来週まではもたないと涙していた。
87歳の母親の小さな背中が輝いて見えていた。
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