私の還暦過去帳(214)
思い出の夜の旅路、
近頃、私は夜遅くなると、フラフラと徘徊するごとく旅に出ます。
窓の外に虫の声を聞きながら、深夜の静かな中を歩き出しますが、片手で
パソコンを操作してGoogleマップを開いて、行きたい所や、昔に歩い
た場所を探して旅して探します。昨夜からはパラグワイのエンカナシオンと
アルゼンチンのポサダの町を歩いていました。
なんと、50mまでズームでアップできますので、エンカルとポサダの間の
橋の上を走る車まではっきりと識別出来ます。濁ったパラナ河の流れが聞こ
えて 来そうな感じでした。昔の移住地に行く道路を伝って行くと、移住地
の区画 がはっきりと現れて、しばらくはジーンと感激の思い出が湧いて来
ました。
なんという時代の変化か!50m上空をヘリで飛んでいる感じで見ていまし
た。 まるで道路を走る大型トラックの轟音まで聞こえて来る感じでした。
パソコンのマウスを操作するだけで、まるで道の上空を飛んでいる錯覚です。
50mという距離感覚は何か錯覚が『時代と時』との格差を飛び越えて、
夢と 感じる時点からの『魂』だけが空中に遊泳して、さ迷っている感じも
しました。
シーンとした部屋の中で、ポツーンとパソコンの前に座る自分が、スクリー
ンの中に遊離して、さ迷い歩いている錯覚も覚えます。
何か風の音も、河の流れの音も、エンカルの町の騒音も、道を走る車の音
も、全てが擬音として耳に聞こえてくる感じです。
Googleマップで、アルゼンチン、サルタ州のオランとエンバルカションの
町を見ていました。エンバルカションの町は私が46年前に住んでいた町
です、 そしたら、なんとー・・! はっきりと私が仕事をしていた農場が
見えました。
ズームで、一杯に拡大したら、かすかに住んでいた場所あたりに、まだ家
屋 が見えました。ジーン!として、衛星画像の精度のすばらしさを実感し
ていました。しかしその地域は1kmまでしかズームを上げる事は出来ま
せんでしたが感激の一瞬でした。
言葉では言えない感動でした。
もう一度元気な時に訪ねて行きたいと思いました。
周りは大きく変化して、畑が増えて、エンバルカションの町の周辺では開発
が進んだ様で、町が46年前からしたら、4倍ぐらいに大きくなっていた感
じで、私が居た農場の近所では、トマトの植え付け後は永年作物を植えると
言っていた場所には緑濃いい感じで、果樹が植えて有ると感じました。
それからパラグワイのチャコ地方の開発も進んで居る様で、リオ・ベルメッ
ホの河の近くが開発されて大豆畑となっている感じがしました。
エンバルカションの町のかなり離れた所でしたが、1000町歩はある感
じの、広大な畑を見つけました。様変わりした様子も見ることが出来まし
た。 私が居た時代は独身で、青春に燃え、がむしゃらに目的に突き進んでい
た時です、 今度行くときは、リオ・ベルメッホ河で静かに釣りでもして時間
を過ごしたいと思います。
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