2012年1月24日火曜日

私の還暦過去帳(147)

私がアメリカに住み始めてかれこれ36年となります、南米に
いた時は独身で気楽なものでしたが、カリフォルニアに居をか
まえて家族をやしない、子供の教育をして生活をする事は習慣

や言葉の不自由も有りましたが、気候が良く、子供達がのびのび
と成長するのが一番の楽しみでした。日本にはない自由な教育
です、型にはまり込ませるやり方ではなく、その子の個性や長所
を伸ばす教育にアメリカの精神を感じました。

自分で自己を主張して、意見を述べる事をしないと学校のクラス
でも取り残される感じがする様です、三人の子供達もスピーチ
のクラスで話し、自分の意見を皆の前で話す事を学び、仲間の

友人やクラスの生徒の前で存在感をアッピールして個性を身に付
けて、育て、自分の成長につれて自分の心と自己精神年齢をも
育てて訓練している感じが私には受けていました。

私自身の日本での学校教育での体験が、そう判断させたのかも知
れません、生きるという事が、日本とアメリカでの違いとなる
大きな差がそこで出てくると感じました。

日本では同じ型にはまり、同じ流行を追い、格好までが一目で
観光に来た日本人を見分けられる感じがします。それはしかたが
ない事ですが、そのような目で見ること自体がアメリカに長く

住んで、対象物を見る目が変わったからと感じます。私も今では
日本に行くと違和感を感じる時が有ります、生活に実感として
入り込む色々な事から感じます。私がこれまで沢山の海外で

居住する日本人を見て来て、住む国でまた人の考えの価値判断
が変わり、その対象とする見方が変わる事に戸惑う事があります、
日本では『ところ変われば、品変わる、』ということわざで、

住む所が変わると、住む人もそれに合わせて変化すると感じまし
たが、それも日本語を話す人と話さない人で、また大きな差があ
ると感じます。私の子供達も兄弟同士では話す言葉は英語で、

親を含めた家族同士では日本語と言う変化が有ります。これも
一つは生活からくる変化と感じます。今までじっと多くの日本人
の生活を見て来ましたが、中には戦前の日本人で70年近くも、

アメリカに住んで、今日本に住んで居る日本人以上の大和魂を
持つ一世の日本人を見ると、何か偉大な感じがします。
彼等が『今の日本人はおかしな言葉を話して、ヨ~!と長く

言葉尻を伸ばすのには驚いた』と話していた事を聞いて、私も
笑ったことがありますが、これが現実の差だと感じました。
時代は刻々と変化して変わります、私もそれに負けずに追いつい
ていかなければならない事と感じています。

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