2011年12月27日火曜日

私の還暦過去帳(124)

私がカリフォルニアに住みついたのは地中海性気候の乾燥した
アルゼンチンと同じ感じの気候でサンフランシスコ沿岸地域は
ブエノス・アイレスと同じ感じがしたからでした。
現在のブエノスは人口も増えて、車の台数も47年前とは比べ

られ無いほどで、大気汚染も酷く、70年代の始めのロサンゼ
ルスと同じ感じがします。私がアルゼンチンのサルタ州に住んで
いた時代は今から47年も前になります、その頃は私の住んで
居た小さな町は人口も少なく、そこから12kmは、またジャン
グルの中に入って行かなければなりませんでした。

丁度,ブルドーザーが押して作った道の終点の河岸に、四軒
の日本人の農場が固まっていました。
その農場に遠くはボリビアからの出稼ぎが来ていました。
家族連れは余り居ませんでしたが、独身の若い男が来ていました。

彼等はインジオより良く仕事をして、監督などの頭になって仕事
をしていまして、農場では大きな戦力でした。
その中に若い男の世帯持ちが居て、ワイフもボリビアから連れて
来ていて、農場の小屋に住んで居ましたが、小柄な若い綺麗な
女性でした。

私も時々、河岸で洗濯や、魚取りをしている彼女を見ていました。
時々、挨拶するくらいでしたが、ある日その小屋で事件が発生して
支配人の私に現場に来るように誰か飛んで来ました。
かなり慌てている様で、私もすっ飛んで小屋に行きました。

驚いた事にその若い女性がテンカン持ちで、発作を起して炊事の
焚き火に転倒して、かなりの火傷を腰と尻の部分に負っていまし
たので、オタオタする人間を追い払い、焼けたスカートを切り取
り下半身から、皮膚が崩れない様にして衣類を剥がしました。

私は救急処置の方法を日本で学んでいましたので、すぐさまに
冷たい水を汲んで来させると、綺麗なタオルを火傷の患部に乗せ
ドンドンと冷やしました。白い下半身が一部赤くなって水膨れと
なり、私は運転手に命じてトラックを小屋に横付けして、ベッド

に寝て居るままで、荷台に運び込み、町の病院に搬送させました。
若い女性の夫と兄弟2人が運転手と夜中の道をトラックで飛ばし
て行きましたが、翌日私が町に出た時に病院に寄ると、医者が
緊急処置が良かったので、酷いケロイド状にはならないと話して
いました。

しかしサルタ州都の町まで送らないと、ここではこれ以上は治療
が出来ないと話していました。彼女が行く前に病院に寄った時、
私はいくらかの現金を彼女の手に握らせていました。それから
しばらくして、彼女は州都の町に送られて行った様でした。

私がトラックター部品を買いに州都に出掛けて行くと聞いて夫が
僅かな見舞いの品を私に託しましたが、金銭は有りませんでした。
仕事が済んでから帰りに病院に寄ると喜んでくれ、誰も見舞いも
無い病室でポツーンと寝ていました。

腰の廻りは半円の金具で毛布が掛けて有り、中は何もはいては
居ない下半身がチラリと見えて、ガーゼが腰に張って有り、暑い
病室で彼女が『何か冷たい物を飲みたい』と、つぶやいていました。
私は近くの売店で冷たいオレンジ・ジュースを買うと、

与えて別れを言って病室を出ようとすると、何か言いにくそう
にして私を見ます、何か用事が有るのか訪ねました。
『汗をかいて背中が痒いーー!』と言います、可愛そうに寝たき
りで、かなり汗に蒸れて居る様でした。

背中がびっしょりで蒸れています、ベッドから上半身起して
病院服を脱がせて乳房も剥き出しで、冷たい水にタオルを浸して
拭いてやりました。同室の患者は歳寄りの、かなりの年齢で身動
き一つしません、静かな部屋で彼女が甘えているのが感じられ、

乳房の周りを拭いている時に、彼女の手が私の手を誘う様に乳房
にタオルを寄せます、そして気持ち良さそうに乳房を冷たいタオル
で拭いてもらうのを、楽しんでいる感じがしました。
小さくて先の尖った乳房です、はにかんで私の顔を見ると、うつ
むいてジッとして、女の快感を堪えている感じがしました。

農作業で無骨な私の手です、かなりゴシゴシとタオルを使い、拭き
ますので、彼女が堪え切れない感じで、私の手を取り乳房に
強く押しつけました。その時、電流が走る感じで私の手に感じる
衝撃が有りました。それが何かーー!私には感じました。

それから彼女の身体を横にして、下半身も簡単にタオルで拭いて
やると、その間彼女は無言で私のするがままでいました。
終ると感謝の言葉を何度も言うと、そーっと私の手を握り、はに
かんでうつむいていました。
私は帰りに売店で色々な食料品と肌着など彼女が、声小さく欲し

がるのを買ってやると、いくらかの現金を手に握らせて帰途に
付きました。今でも彼女の感謝の眼差しと、女としての彼女の
手の感触を覚えています。

彼女は火傷の傷が癒えると、迎えに行った夫とボリビアの故郷に
帰って行きました。

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