私の還暦過去帳(66)
現在では老眼鏡が無いと何も見えません、ご飯を食べる時も美味しくな
りますので、メガネを掛けて食事をしています、特にお魚などはメガネ
が無いと骨が有りまして、酷い事になります。
先日アルバムを整理していたら、しばらく行方が分らなかった写真が
ポロリーー、と落ちて出て来ました。
昔の若い頃の写真ですーー、愛用していた大型拳銃のモーゼルです。
この拳銃は大きな木製のホルスターに入っています、それを銃架として
使用出来ますので、小型のカービン.ライフルとして使用出来ます、こ
の大型拳銃の経歴をお話致します。
この拳銃は私がパラグワイのエンカナシオンの町で手に入れた物で、
ある日本人が所持していました。
お店を開いていた日本人が、第二次大戦後パラブワイに移民して来たド
イツ人から買ったと話してくれました。
移民してくる時、荷物のどこかに隠して持って来た様です。この大型拳
銃は大変綺麗に手入れされて、移民して来たドイツ人のおじいちゃんが、
第一次大戦に出征した時に持っていた物だと言っていました。
歴史の有る物でしたが、お金に困ってお店に手放した物でした。
それを日本人の店主が鹿撃ちに使用していたのですが、弾が9ミリ、ル
ガー弾の軍用で大変に手に入れにくく、長くて持ち運びげ不便で、かさ
ばり普通は所持出来ません。
それで私に譲ってくれた物です、こんな馬鹿でかい拳銃を持って、南米
のローカル定期飛行で搭乗できたのですから驚きですーー。
今でしたら直ぐに豚箱ですが何しろ47年も前です、のんきな時代でし
た。
現在アメリカではコレクションの対象で、程度のいい物でしたら200
0ドルもします。全てが昔の思い出になってしまいましたが、じっと見
ていると何か背景に写っている景色が今にも動き出して、自分がタイム
スリップして行くみたいです。
若い時代をがむしゃらに、無鉄砲に、やりたいと思うことをやり遂げた
思いは、今になって悔いの無い人生と感じ始めました。
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