2011年9月20日火曜日

私の還暦過去帳(55)

47年ほど前になりますーー。私の若い時のエピソードです。

昔の話ですが、パラグワイに行った時です。友人が住んで居た近くには、
沢山のドイツ系の移住者が住んで居ました。
大統領もドイツ系の2世で、かなりの勢力がありました。

友人の家の近くに、ドイツ人の家族が住んで居まして、直ぐに仲良しに
なり、そこの娘さんとも話しをする様になりました。
19歳ぐらいで、金髪で中々の美人でしたが、親の農作業を手伝うので、
肩幅も大きく、胸も若い私が「どきん~!」とするような感じのグラマ
ーでした。

毎朝の乳絞りもして、バターやチーズも加工していたみたいです。一度
土曜日の夜、ダンスパーテイにも近所の三人の男女の若者と行きました
が、彼女の胸に抱かれて踊るのは私ぐらいで、下手なダンスを上手く
リードしてくれました。

時々、彼女がぎゅ~と私を抱いてターンしてくれますが、胸圧が掛るの
には驚きました。若い時です、ダンスが終った時には、シャツがびっし
ょりでした。
それと言うのも彼女のくびれた腰や、はち切れんばかりのお尻など刺激が
強過ぎたのも有りました。

一度などは、ジルバを踊ってスカートがふんわりですーー。彼女のぴっ
ちり密着した下着が「チラリ~!」です。
私の胸はドキドキーー、おたおたーーと高鳴り、それを隠そうとがぶ飲
みした、ビールがこれーーいけなかった思います。

「きゆ~」と効いたビールにフラフラになりまして、すっかり彼女の世話
になり、車に乗せられて友人の家に帰って来たのもうつろでした。

彼女は小型トラックを運転して、その夜は帰って来たそうですが、ずっと
帰り着くまで彼女の腰を抱いていたそうです。
あきれた事でしたが、翌朝目が覚めてその事を友人から聞かされて、近所
の彼女の家に謝りに行きましたが、すると丁度、豚を解体してソセージを
作る所でした。

彼女が一人で、豚の前で準備しています。すでに両足は縛られて転がされ
ていました。タライを準備して、肉きり包丁で、いよいよ「ブスリーー」
です。
豚は「ヒーーーー」と絶叫しています。彼女は平気で、金タライを前に豚
の首に包丁を入れました。豚の最後の絶叫が「ブーーーーヒ~!」と泣く
と、グイとえぐって血液を出します。少し塩を入れてかき混ぜて、ゼラチ
ンの様に固まり、後でそれを原料にソセージを作るそうです。

彼女の大きなお尻がどん~と豚の胴の上に乗り、血を絞り出します。見て
いる私は、少しドキドキして来ました。
それが済むと、あお向けにして、お腹を切れる包丁で「スーー」と切って
内臓を掻き出します。

その頃になると胸が「グ~ッ!」と何かこみ上げてきて、ビールをがぶ飲
みした以上に変な気分で、臓物をより分けている彼女の後ろ背中を見て、
狩猟民族の子孫だとつくずく感じました。

それからしたら、私などは定住稲作民族の末裔だとはっきり覚り、沢庵でお
茶ずけを食べるのが好きな者は、到底彼女などは手を出してはいけないと思
いました。

もしこの事が無かったら、私は彼女にイカレテ、腑抜けになりーー、結婚
などと言う悲劇になっていたと思います、 そして、彼女の巨大な胸に抱か
れてーー、その先を思うと~!今では笑いがこみ上げて来ますが、あの時
の豚ちゃんの悲鳴が私の心に正常な感覚を冷静に取り戻させたのだと思い
ます。
でも、彼女の作ったソセージは美味しかったですーー。

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