私の還暦過去帳(51)
そろそろ46年前になります。
私が仕事をしていた農場で、ある時、農場から離れた所にあるオレンジ畑
の収穫に泊まりがけで出かけました。
10人ほどの現地人を連れて、トラックで出かけて小屋に泊まっていました
が、それぞれ好きな所に陣取って、夜は楽しくキヤンプ生活で食事も色々
な現地食が出されて、バナナの料理には少し驚いていました。
調理用のバナナは種類が違います、揚げて蜂蜜を付けたお菓子に近い食べ
物は気に入りまして、良く食べていました。
ある日、若い夫婦者のワイフが毎朝に何か特別な飲み物をコップで飲んで
います。私が側を通ると直ぐに隠してしまいます。
私は内心、「けしからん~!、俺に内緒で何か美味しい物を飲んでいる様
だが――!」と思っていました。
それが毎日ですから、ある日、側を通ると「ぽい~!」と取り上げて
「ガ~ぶっと」飲みました。
何も美味しくもない、煎じ薬のような味です。空のコップを返して「よく
こんな物を毎日飲んでいるな~!」と言って畑に出ました。
そのお昼でした、皆が私の顔を見てクスクス笑いますーー。
男達は笑いを我慢するのがつらいらしくて、私の前には出てきません。
ちょい~!何かおかしい様子で、はてな?? どうも、あのお茶らしき物
を飲んでから、様子がおかしくなってしまったので、いっも飲んでいた若
い女性を捉まえて、「お前は何を飲んでいたのか~!!」「教えなかった
ら、首だー!」と脅しました。
まだ20歳なるか、ならない若い女性です。
真っ赤な顔をして―ー、 もじもじーーして、下を向いてーー、
消え入る様な小さな声で、「避妊の為の煎じ薬ですーー。あれをした後
に飲むと、妊娠しないのですーー」私は飛び上がりー!、まさに
「ギヤ~! ひえ~!」と叫んでいました。
胃の中が――むかむかして来まして、まさに晴天の霹靂です。
男が飲んで何の効果があるかーー、それより衝撃が胃を直撃しています。
「まいった~!」 その日のお昼のランチはとうとう食べられませんで
した。
あたり前ですーー。でもインカ時代からの薬草で作っていると話しを
聞きました。
確かに効果があるとーー!、 それにしても、毎日飲んでいた女性に
も驚きでした。
「あの後に飲むと効果が有り、妊娠しない――!」ま~いった~!
それでは毎夜のお仕事で、毎朝のお決りのお薬とは、その当時若かっ
た私もショックでした。
その夜は酒を買って来て皆とーーー!、それ~!飲め~!唄え~!
踊れ~!と、どんちゃん騒ぎをして、したたかに飲んで例の彼女に
抱き付いダンスをしましたがーー、皆が「ぎゃ~!」と、おおは
しゃぎーー、それで、一件落着でした。
彼女の福与かで見事なお尻を「ぎゅ~!」と抱いて踊った思いでは、
私の青春の忘れられない、1ページです。
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