2011年8月25日木曜日

私の還暦過去帳(37)


ハワイ、オアフ島の一世移民の夢のあと・・。

皆様お元気ですか。今日はハワイのオアフ島の北側にあります、小さな
ハレイワ(HALEIWA)と言う田舎町を紹介します。

私はカリフォルニアに住んでいますがこれまで7度もハワイを訪ねて居
ます。昔、初めて訪れた時は、隣り町にワイアルア(WAIALUA)と
言う砂糖きび畑と関連した工場が有りました。

そこには沢山の日本人が働いていましたので、日系人の経営のお店も沢
山有りまして、日本語の看板も見られて、のどかなハワイの田舎町と言
う感じがしていました。

現在はハレイワの町の外を道が走るようになりまして、街道から少し横
道になります。一番初めに訪れた時は、町の中で昔の白熱灯の光の下で、
アロハシャツの住民がポーチの前に出したテーブルで食事をしている光
景が目に飛びこんで来ました。

椰子の木の茂る海風のそよぐバルコニーにもたれて、ビールの瓶を片手
に夕食の後の憩いの時間と言う感じの人も居て、凄く温かみの有る町の
風景で、今でも心に深く印象が残っています。

その町に松本かき氷店が有ります。50年の歴史が有る、古い日本式の
かき氷です。勿論ハワイ式の物も有ります。炎天下の砂糖きび畑で働い
た人達が憩いを求めて休息と楽しみに訪れた町と思います。

かき氷を口にしながら畑で汗を流して働いた人達が、この店に立ち寄り
喉を潤して疲れを癒していた頃を思い浮かべます。このお店は、松本マ
モルさんと言うハワイ生れの方が始めましたが、開店は1951年です。

開店当時は地元の人が多かった様ですが、1960年代からはノースショア
に世界中からサーファー達がやって来てヒッピー達にも知られる様にな
り、お店は広く知られる様になりまして暑い日には一日に千杯ものかき
氷が売れると言うのですから驚きです。

あずきは自家製で、あずきの大盛りで綿菓子のような細かい氷が入って
その上には定番のシュロップが程よい甘さで、お好みでかけて貰えます。
50年の昔から変わらぬ味で、昔砂糖きび畑で働いた人達が、この店に
立ち寄り、お国言葉で話しながら味わったかき氷の味を貴方もどうぞホ

ノルルに遊びにこられたら、是非味わって下さい。レンタカーでゆっく
りとドライブして、北側の地元の人しか週末に来ない静かな海岸で一人
ゆっくり泳いでから、訪ねるのも良いものです。昔は沢山の手書きの日
本語の看板も見られましたが、現在は少なくなり新しいショッピングセ

ンターも出来、様変わりしていますが、松本かき氷店の味は変わりませ
ん。家族、友達などでこられて口にして、その味を確かめて、その時に
は私が話したことを思い出して下さい。そして、そこに沢山の日本人が
住んでいた事も話して、昔の思い出の夢の後です。もし貴方が子供さん

と来ていたら、ここに昔は沢山の砂糖きび労働者が並んで、喉を潤して
いた事を話して下さい。
  松本かき氷店、電話ハワイ、(808)637-4827、
  www.matsumotoshaveice.com

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