2011年8月6日土曜日

私の還暦過去帳(27)

今日は、アメリカでは911の犠牲者の追悼の催しが各地で行なわれ
ました。しかしその蔭に隠れた犠牲者が居た事を皆様に知ってもらい
たく、物言えぬ911の被害者達への過去に消え行く知られざる

物語を書いてみます。余り報道されない被害者達です。 悲しいテロ
の後、帰らぬ犠牲者を待つ妻や、子供達、恋人や、友人達、 其の
中で帰らぬ犠牲者を、ひたすら待っていたペット達です。 主人の死も

知らず、彼らは電話で問い合わせする事も出来ず、探しに出かける
事も出来ず、ただひたすらに主人の帰宅を待ちわびてアパートの部屋
や、主人の家でドアの前でうずくまり、耳をそばだて待ちわびる犬達。
ドアの前でエレベーターの止まる音を聞き、主人の足音を探し、待ち

わびる猫達。水も食べ物も無くなり、犠牲者の家族や、友人達が探
して迎えに来るまで、窓際の歩道の見える場所に、一日中主人の帰
りを待っていた幾多のペット達。物言えない悲しさを抱えて、主人の
帰らぬ部屋に残されました。 一人暮しの独身者の良きパートナー、

夜に帰宅してTVの前でひざの上で仲良く主人との時間を過ごしてい
たペット達も、中には籠の中に居た小鳥達は、二度と帰宅しない主人
を待って、水も食べ物も無くなり、助けに家族が訪れた時はもはや、
主人を追って天国に旅だっていました。仲良く天国で再会して、主人

が喜んだ歌声を聞かしているのだと思います。はや三年も過ぎ、多くの
心に傷を負った人々が癒される事が少しずつでは有りますが、希望と
言う光に照らされて癒しの道を歩き出しています、しかし多くのペット
達は、犠牲者の家族、友人達、ボランテーヤ達に引き取られて、

其の主人の思い出の住居を離れて行きましたが、前の主人の様
愛は二度と貰う事は無かったと思います、悲しい被害者達です、
テロの暴力はこの様な所にも悲劇をもたらしています、そしてその事
を知って下さい、このテロ事件の犠牲者と其の家族に深く哀悼の意を

捧げ、負傷された方々が早く平癒され社会復帰される事を祈るもの
で有ります、又、多くのペットがこれからも安らかな生活の場を得る事
を願ってやみません、これからも多くの人々共に暴力の無い世界に少
しでも努力して行きたいと心から願っています。
合掌、

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