2011年8月2日火曜日

私の還暦過去帳(24)

Tree-bbさんへの語りかけーー、
1976年、サンパウロからペルー国境の町を経由して
夜間飛行でマナオスからアマゾン河の河口の町、ベレンに
飛んだ時、アマゾンのジャングルがえんえんと燃え盛っていました。
 
それが飛行機の窓から見えていましたので、山焼きのすさまじい
様子を見る事が出来ました。
 
それからアルゼンチンでもその頃はかなりの勢いでジャングルが
開発されて木材、パルプ、牧畜用地などになっていました。
1時間トラックで走っても煙が空を覆っていました。
それは全部人間がこの地球を破壊していたのです。
 
排気ガス、オゾン層の破壊、スモッグ公害、1977年にロサンゼルス
で飛行機から着陸する時、幾重のスモッグの厚い層を突き抜けて
降りて行ったのには驚愕しました。
その頃はまだカリフォルニアではスモッグ規制が無かったのです。
 
しかし今では、後進国と言われる開発途上国での森林破壊は木材
の切り出しだけでは有りません、毎日の炊飯での煮たきに使用する
為に切られる森林です。アフリカのエチオピアではその燃料に
使用する物がなくて、道路のアスファルトをはがして燃料に使用
していました。
 
貴方が考えー、思いー、思考する原点の視野は心豊かな郷土愛の
緑です、しかし現実はもっと危険で化石燃料の大量使用、車社会の
スモッグの大気汚染、後進国での森林伐採山焼きでの大気汚染、
それをつぶさに見て来ました。
 
砂糖きびの収穫する前に茂った葉は燃やされて処理され、砂糖きび
の茎だけにして収穫します、その燃やす煙は100キロも離れた
所からも見る事が有りました。
 
天を覆う様な煙でしたーー、それが毎年繰り返されます。
その収穫に墨人形で真っ黒で働く人達の姿を見て、炎天下の重労働を
昔はアフリカから連れてこられた奴隷がしていました。
 
私はそれを見てから砂糖を使う事に心痛み、30年近くコーヒーや
お茶などに砂糖を使用するのを止めています、沢山使用さえれる
ソーダー類も一切飲みません、個人的な心の反抗です。
 
アマゾンでの森林乱伐の一番はジャンブルを切り開いて牧草地として
開発して、牛を育てて、一番の需要があるフアーストフードの
ハンバーガーミートにされるからです、アメリカや、ヨーロッパ
など、勿論の事に日本も含まれます、大量に買いつけています。
 
私の同級生はそれを覚り、今はアマゾンの植林運動に生涯をかけて
運動しています。それまで彼はジャングルを伐採して牧草地として
肉牛を生産していたからです。私は自分の信条として、抵抗として
ファースト.フードのハンバーガーは食べません。
 
ハンバーガーを作る時は七面鳥の肉で豆腐を混ぜて作ります、
その肉も自然放し飼いの鳥肉を使用しています。
 
私が思い考えてーー、
心の信条としている、緑と空の青さはーー、
反骨と言われても、このかけがいのない地球を、
こよなく愛するからですーー。
貴方も私が見た空を見れば、少しは私を解かってくれると
信じていますーー。
 
     年取ったインジオが言った言葉はーー!、
「地球は誰の物でもない、皆のものーー、子供に残す物ーー」

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