越南米粉麺加州桑港湾東沿岸地帯美食探求味見録(21)
今日のサンフランシスコ沿岸は昨夜の大雨が残り、朝は
曇っていました。昼頃には晴れ間が出て来て、ランチは
お決まりの越南米粉麺と言う事で、朝食が遅かったので
1時半頃になり、ワイフと出かけて行きました。
お店のドアを開けると、ツーンとスープの香りがしてい
ました。
今日もかなりの混雑で、見ると今日のお客はベトナム人達の
グループが多くて賑やかでした。
周りのテーブルは家族連れが陣取り、大きな麺の鉢をずらり
と並べて、ここはアメリカ・・?という感じでした。
私の隣に座ったアメリカ人のデカイかなり年配のおやじさん
と言う感じの男性が、ベトナム式ランチを食べていました。
盛り付けられたライスとチキンと春巻き3個のランチ・
スペッシャルと言う感じのお皿でしたが、側には小さな
フォーの鉢が有り、箸で器用に食べていました。
年齢からしたら、きっとベトナム戦争に従軍して、ベトナム
のどこかで彼が食べたランチだったと思います。
お箸とスプーンで食べる様は、向かいの席で食事する家族と
変わりは有りません。今日は店の中を見回しても、彼を
入れて、2組だけが白人のお客でした。
何も違和感無く座り、周りのテーブルの東洋人に混じって
食べる中年過ぎの白人男性を見ていると、もうすでに定着
した民衆の食べ物と感じます。
アメリカの雑多な人種のルツボの中で、フォーが多くの
アメリカ住民の心を掴んで、日曜日の午後を越南米粉麺で
肌寒い秋の日に、熱いフォーを囲む幸せが、私にも伝わる
感じでした。箸を使えない白人が器用に、フォークを使い
永い麺をさっと口に運ぶ様は慣れて、レンゲを使いスープ
を口にする動作と交じり合い、これがアメリカのフォーの
食べ方ではないかと、心感じるものが有りました。
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