2014年6月25日水曜日

私の還暦過去帳(533)

 
 
越南米粉麺加州桑港湾東沿岸地帯美食探求味見録(21)
今日のサンフランシスコ沿岸は昨夜の大雨が残り、朝は
曇っていました。昼頃には晴れ間が出て来て、ランチは
お決まりの越南米粉麺と言う事で、朝食が遅かったので
1時半頃になり、ワイフと出かけて行きました。

お店のドアを開けると、ツーンとスープの香りがしてい
ました。
今日もかなりの混雑で、見ると今日のお客はベトナム人達の
グループが多くて賑やかでした。
周りのテーブルは家族連れが陣取り、大きな麺の鉢をずらり
と並べて、ここはアメリカ・・?という感じでした。

私の隣に座ったアメリカ人のデカイかなり年配のおやじさん
と言う感じの男性が、ベトナム式ランチを食べていました。
盛り付けられたライスとチキンと春巻き3個のランチ・
スペッシャルと言う感じのお皿でしたが、側には小さな
フォーの鉢が有り、箸で器用に食べていました。

年齢からしたら、きっとベトナム戦争に従軍して、ベトナム
のどこかで彼が食べたランチだったと思います。
お箸とスプーンで食べる様は、向かいの席で食事する家族と
変わりは有りません。今日は店の中を見回しても、彼を
入れて、2組だけが白人のお客でした。

何も違和感無く座り、周りのテーブルの東洋人に混じって
食べる中年過ぎの白人男性を見ていると、もうすでに定着
した民衆の食べ物と感じます。
アメリカの雑多な人種のルツボの中で、フォーが多くの

アメリカ住民の心を掴んで、日曜日の午後を越南米粉麺で
肌寒い秋の日に、熱いフォーを囲む幸せが、私にも伝わる
感じでした。箸を使えない白人が器用に、フォークを使い

永い麺をさっと口に運ぶ様は慣れて、レンゲを使いスープ
を口にする動作と交じり合い、これがアメリカのフォーの
食べ方ではないかと、心感じるものが有りました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

登録 コメントの投稿 [Atom]

<< ホーム