2014年6月17日火曜日

私の還暦過去帳(531)


越南米粉麺加州桑港湾東沿岸地帯美食探求味見録(19)



昔の事です、かなり前になります。短期間でしたが
ベトナム人がアルバイトで仕事に来ていました。
ベトナムから小船で家族、親戚達で船を買い、密かに
サイゴンから脱出してきた人です。

グワム島の難民収容所から、カリフォルニア州に教会
が身元引受人として仕事を斡旋してくれ、サンフランシスコ
に定住したと話していました。

私が持っていた小さな会社で、色々な国から来た移民
を雇用しましたが、東洋人のランチは皆がお米の食事
でしたが、韓国人にびっくりしたのは、ほかほか弁当箱
にライスを入れて、後は焼き魚と、かなり大きな瓶に入って
いたキムチを持って来ていたのには驚きました。

ラテン系はブリートなどで、中に何でも入れてトウモロコシ
の粉で焼いている皮に包んだ物を良く持って来ていました。

ベトナム人は越南米粉麺の焼きソバと言う感じの、汁無し
麺でした。通称中華料理で言う、「ビーフン」と言う感じ
のランチをタッパウエアーに詰めて来ていました。

ランチ時間に彼が話してくれた郷里のベトナムの食生活
の話は、聞いていて興味が有るものでした。
朝などは市場の片隅で、天秤棒で担いできた、食材と皿や
鉢などを置いて、コンロに載せた鍋にスープを暖めて

麺に掛けて、後は自分で好きな物を指差して載せてもらう
と話していました。簡単で安くて、直ぐに食べられる、
日本で言う、引き売りのラーメン屋さんと同じ感じの
簡易食堂と言う様なものだったそうです、

それから、海の近くでは、そのだし汁が小魚や、エビなど
の干した物を使っていたと話してくれました。
小魚やエビなどで作った、魚精醤油(ニョムナム)なども
作り、使用していたようです。

アメリカではベトナム戦争後に多くのベトナム難民や
カンボジア難民、ラオスなどから来た難民達が多くの
米粉麺の料理を持ち込んできました。
雑多に見えるけれど、味もスープも、麺の大きさも、
載せる物も全部、少しずつ変わっています。

こんなアメリカのカリフォルニア州に住んでいるから、
ベトナム風フランス料理まで食べられると感じます。
先日はファーマーズ・マーケットで店を出していた
アフガニスタン料理を本店に食べに行きました。

結局、食べた中で一番美味しかったのは『ナン』という
アフガン・パンでした。それから、近所でそれを専門で
毎日焼いている店を見つけて来ましたので、買って来て
インド式カレーを作り、ナンを食べています。

インドに旅行で行った時に、二ユーデリー市内で食べた
屋台で出す料理を専門で食べさす、レストランに行きました
時に、出会ったのが米粉麺のカレー味でした。
スープと言うより、タレと言う感じで、各種の野菜が
煮込まれて、ココナツで味を付けていた感じでした。
それを麺の上に掛けて有りました。
非常に美味しくて食べた思い出が有ります。

その味はシンガポールに昔、船で寄航した時に、港近くの
沢山並んだ屋台で食べた味と同じ麺の味でした。
世界を歩くと、かなり似た料理が有ると感心致します。

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