2012年3月6日火曜日

私の還暦過去帳(188)

昨日、サンフランシスコの日本町に買物に出掛ける為に
高速道路に入ろうと家から走っていた時です。
混雑して信号前なのに全ての車が停止して、神妙にして
いるでは有りませんか・・・・・!はてな?
私は何か事故でも起きたかと心配していました。

パトカーも近所に居ますし、おかしい事にアニマル・コントロール
(通称、野良犬捕獲の車)も居るでは有りませんか、近所で野犬の
捕獲でもして居るかと感じましたが、それも有りません。

誰かクラクションを『ビ・・・・!』と鳴らしたら、止まって居る
車から一斉に『ファック・ユー!』(通称、この野郎!)のサインで、
中には中指を立てて、車の窓から突き出しています。
はてはて・・・・!

信号が変わっても車は動きません。運転手の皆が地面の一点
を見詰めています、なな・・・、なんと!驚くことに、鴨ちゃん
家族の引越し騒動に巻き込まれたのです。

片道三車線のかなり広い道路です、鴨の両親は道の真中で
子供を守り、ずらりと並んだ車を見上げて、足を踏ん張っています。
その格好は『俺の子供達をひき殺したら、七代祟って・・うらめし
やー!と化けて出るゾー!』と叫んでいる様です。

パトカーがサイレンは鳴らさず、回転灯だけ廻して注意しています。
信号前で車を止めて、ブロックしてしまいました。
私も『ほっとー!』して見ていました。
鴨親子は『ヨチヨチ・・、ちょこちょこ』と右に左にと迷走しなが
ら歩き、やっと歩道まで来ました。

ポリスが車から降りて来て、鴨親子を見ています。皆が『ニッコリ』
として車の窓を開けて見ていますし、中には携帯電話のカメラで
『パチリ』と写していますので、まるで
『そこのけ・・、そこのけ、お鴨様の御通りジヤ・・!』と言う感じ
でした。

ポリスとアニマル・コントロールの係官が鴨家族を守っていますので、
歩道に上がった鴨達を見て、ポリスが車の通過を許可しました。
それにしても週末の一番混雑している午後1時過ぎです、ランチ時で
かなりの人が出て来ていた時間帯ですが、ま・・・!驚きました。

それにしたら、鴨の両親があの混雑の車線で、子供を必死に守る
姿は感激しました。普通ならば決して鴨が居る様な場所では有り
ません、どこかの茂みで卵を抱いて、ヒナに孵して公園の池まで連れ
て行くのでしょう!頭が下がりました。

あの場所からでは、まだ200mは有ります、しかし係官とポリスが
側に居ますので、無事に池まで行けたと思います。

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