2012年2月20日月曜日

私の還暦過去帳(173)

越南米粉麺を食べ歩いて、かなりのお店を訪ねました。
一度、バークレー大学の近所に新規に麺の専門店が開店したと広告が
新聞に出ていました。早速に偵察に行く事にしました。

店は大学から近い場所で、かなり若い人達で混んでいました。
麺は各種ありまして、日本のうどんソバも有りました。
ベトナム風の麺もあり、勿論中華麺も有りました。

店は若い白人の夫婦ものがオーナー・シェフとして仕事をしている
感じで、ちょっと心配になりましたが、どうせ来たのですから、試食
してみる事にしました。私は興味がありました。日本のソバがあると
言う事で、その海鮮ソバを試してみる事にしました。

出てきたソバは我々が期待するものではなくて、先ず出し汁が全然
似ても居ない感じの出し汁を使い、ソバ独特の醤油味でツ―ンと来る
濃いソバの出し汁の香りが有りませんので、「あれー!」と感じて
いました。それはまったくの創作アメリカ・ソバで、我々が食べるべ
き麺では有りませんでした。確かにソバを使ってありましたが・・、

海鮮ソバと言っても、ただ鮮度が落ちた桜エビが四匹ばかり皮を剥い
て生で載せてあると言うだけで、かけソバを食べているのがまだ益し
と感じられました。値段だけは倍ぐらいしていたと思います。
ガッカリして、鮮度の落ちたエビですから、変な匂いもして、すぐに
食べるのを止めて、突き返しました。

オナーが満足しないなら、代金は返すと言う事で、それで店を出まし
た。色々な店を歩きました。しかし今まで、外れた店は 越南米粉麺
では有りませんでした。どこも美味しい麺を出して、かなり競争が激
しいのでどこも味には気を付けて居ると感じました。

一番驚いたのは、サンフランシスコでトップを争う店でしたがモヤシ
はこれ、『根っ切り』と言うホルモン処理して根を出していない、ず
んぐりモヤシではありません、根がついて昔、良く食べたモヤシです、
近頃は滅多に食べられませんので、『ムム・・!』と感じました。

それからそこの店使用する牛肉は全部アメリカで、『ブラック・アン
ガス』と言うオルガニックの飼料で肥育された肉で、その認定の額も
店に飾って有りました。

その牛肉で採ったスープは絶品でした。澄んで味濃くて、なるほどと
感じまして、これまでこだわる店ですから、パパイヤ・サラダ一品で
もドレッシングの味がこれ『ア―!美味い!』と感じました。サラダ
の上に乗っかった肉の味付けもこれまた『ヤルナー!この味!』と感
じた味でした。

麺も固くなく、かつ柔らか過ぎず、ツルリー!とスープに箸で泳ぎま
した。 ボテー!と固まって、鉢の中でとぐろを巻いて居るような麺
では有りません、ふんわりと、軽く、麺も多すぎず、少な過ぎず、
丁度の量で満腹できましてこれこそ満足の『 越南米粉麺』でした。

美味しい物を沢山食べて、ベトナムコーヒーでも飲んで、マンゴー
プリンでも食後のデザートに食べれば、あー!言うことなしの満足と
いう感じでした。
貴方もひとつ食べ歩きして、美味しい越南米粉麺の店を探して下さい。
おわり。
     『我が妻と手取り合い食べ歩く仲の幸せよ、』

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