2011年12月10日土曜日

私の還暦過去帳(113)

インドを総括して旅のまとめを書くと、インドの動き、すなわち政治
に突き当たる感じがします。インドの国内情勢は連動して世界の
情勢に反映されて来ます。インドと中国を合わせると世界が見えて
来ると言った人がいます、それはこれからのエネルギーや食料供給

問題、社会の発展にからむ公害問題、資源問題、世界が大きく
動き出した中で、最近の中国とインドの接近が有ります。
両国は互いに国境を接している隣同士の国です、昔に国境線
問題で、中印戦争まで引き起こした事が有るのです。

その昔の犬猿の仲がここに来て急接近している事は、注意しなけ
ればなりません。お互いに世界に向かって動き出した国が手を握る
と言う事は、何か魂胆が有ると考えることが正解と思います。

特筆されなければならない事は、インドを訪問した、温家宝中国
首相が4月の11日にデリーで会談して『戦略的関係』を認めて
「戦略的パートナーシップ」の樹立で合意して、チベット問題は
中国の内政問題と合意した事は、これからのパキスタン問題でも

何かの魂胆と憶測を秘めていると取れます。それは1960年代か
ら続いた両国の国境問題について、双方とも原則合意をもとに、
国境の確定交渉を進める事を双方で確認している事は、パキスタン
との国境問題を狙って布石とした観は拭えません。

パキスタンとインドは今月の7日に57年ぶりにカシミールまでの
バス運行を認め、2週間に一度、相互家族訪問を認めています。
1947年より印パ戦争は、3回も衝突を繰り返して、宗教問題も
抱えて現在もなお混迷の中にさ迷う感じで、政治が動いていますが、

その中での中国のインドに急接近は何か目が離せない感じがして
来ます。カシミールも観光名所が沢山有ります、それと1500万人
の住民が住んで居る場所であると言う、認識を持たなければなりま
せん。もし世界で核戦争が起こるとしたら、インドとパキスタンが
一番 の危険性をはらんだ場所です。
 
次回もこの続きを書きます。

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