2011年12月9日金曜日

私の還暦過去帳(112)

インドを旅して、心感じる事は大陸と言う雄大さです、ここから
ヨーロッパまで歩いても行けると言う、地続きの大陸と言う大きさ
を感じる事が出来ました。雄大な時間的テンポを我々島国で
育った日本人的感覚からしたら、どこかはみ出した気分になります。

良く日本人がインドに『はまるーー!』と言う形容を使うの
ですが、それは端的に短い言葉で適切な表現と感じます。
現代と古代とその中間の中世の生き方がまるで、タイムスリップ
した感じを味わえると思います。現代社会に疲れ、傷つき、逃れ

る様に旅に出てきた若者が、道端のインドチャイの店で、1杯十円
なりのチャイを飲みながら、道端に腰を下ろして、時間に逆らう事
無く、ひもすがらガンジス河の流れを見ている若者が、現代社会
の俗世のアカを河に流して、心深く傷ついた競争社会の造反した

自分の良心に鬱積したアカをを落として、癒していると想像しても
何も可笑しい事は無いと確信します。薄汚れたジーンズとTシャツ
で、汚れた足にサンダルを履いて、日焼けした顔は生気に溢れて
不精ひげは長旅の行程と認める勲章に感じ、若者が現代社会

で忘れていた何かを掴む事が出来る旅かもしれません。宗教に無縁
の若者で、英国のビートルズの一員で、ロックスターが全てを投げ
打ってインドを旅して、心癒し、精気を養い、これからの将来と
希望と、その迷いの世界を解き放った様に、インドには妖怪のごと
く若者の魂を虜にする不思議な世界と、その迷える魂を吸引する癒
しの天国が存在すると感じます。

カネや太鼓を打ち鳴らして『ホーリークリスナーー!』
と天に向かって叫び、眉間に神の朱色を塗り、信じる神に酔いしれた
白人や東洋人が、麻薬に酔いしれた様に踊り狂う様は、俗人として

下界をさ迷う我々には到底理解と、共感は出来ない事なれど、しかし
我々も若かったら、引かれ、惑わされ、狂い、信じて現代社会の癒し
と贖罪の為に、同じ様に踊り狂ったかもしれませんーー!。

『惑える子羊達に祝福あれーー!』
 なむあみだぶつ~!

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