2021年10月16日土曜日

私の還暦過去帳(766)

  2年ぶりにノーベル物理学賞で、うれしいニュースがありました。米プリンストン大上席研究員の真鍋淑郎さん(90)の受賞です。物理学賞に限れば6年ぶりのことです。

近年の日本人受賞者に共通することですが、真鍋氏が東大卒業後、米気象局に就職したり、米国籍を取得して研究を続けてこられたりという「頭脳流出」の現状でした。

ノーベル賞受賞者発表のたびに、科学技術予算の拡大や研究環境の改善が声高に叫ばれますが、日本はその対応もなされていません。
以前も同じような日本人のノーベル受賞者がいましたが、日本は資源もなく、知識を資源に世界の競争に打ち勝つことが重要ですが、アメリカは頭脳がある人物には、引き立て、それに適するポジションを与え、研究をさせるゆとりのある政策を取っています。

我が次男もその恩恵で、バークレー大学を卒業して、大学院に行きたいのですが、24年昔に7万ドルも年間掛かる大学院経費には次男も頭を抱えていましたが、1カ年室内装飾の大工として働きながら、その間にアメリカの多くの大学院に入学申請をしていました。
次男はイングリッシュとアートのダブルメージャーで学位をとり卒業していたのですが、カーネギーメロン大学院から、次男の研究したい項目の斬新的アイデアを買ってくれ、授業料無料の奨学金を与えれてくれ、生活費をスクールローンで賄うことで、次男が入学できました。彼の主題は、コンピューター・グラフィックをプログラムすることでしたが、当時は新しい主題でした。

大学院の紹介で、ペンシルバニア大学でもコンピュータープログラムを学ぶ事ができ、大学院卒業のときは、大学と大学院の卒業総代に、移民の小倅の次男を選んでくれ、スピーチをすることが出来ました。
大学は卒業時に大学から2名のアメリカ政府のフルブライト奨学金を受けるように推薦してくれ、インドのニユーデリー大学でアメリカ政府が与えた研究課題を研究調査していました。アメリカ政府はは日本から移住して来た、移民の小倅を引き立てて、インドでは
サラリーマンの部長級クラスの奨学金を毎月与えてくれ、次男はアパートを借り、メイドまで雇って研究に没頭していましたが、フルブライト奨学期間を終わると、インド政府の昔の世界遺産のデーターを、デジタル保存する機関に働き、インド政府から、インド国内
のすべての博物館、遺跡や、政府機関に出入り出来る身分証明を出してくれ、次男の専門コンピューター・グラフィックを活かしてデジタル化して保存していました。

インド政府でも能力ある者をチャンスを活かす制度があり、インドの大学でも教えていましたが、アメリカに帰国すると、ゲテイー財団のロサンゼルスにある、ゲテイーミュージアムの研究員とて、保存してある絵画や資料を調査する研究員とて生活費も出してくれ、
採用し、次男の能力を活かしてくれました。
私は自分の次男の子供がアメリカに住んで、広く、深く、差別もなく移民の小倅の分際でも、チャンスを与えてくれた事に深く感謝の心を持っています。
今ではバークレー大学の近くに住んで、大学で教えながら自分のコンピューター関連のビジネスをしています。

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